11月3日のウラナイ8記事からの転載記事です。


おはようございます。みずまち☆ゆみこです。
これもデイリーメッセージとは思えない長文になりましたので、お暇なときにどうぞ。

最初に占ってもらってから()、約4年後ーー

当時、広告代理店で契約社員をやっていました。
入社して2年が経ち、社員になるか、契約を更新するかを問われていましたが、社員になっても会社の中でのポジションを考えるとあまり先がなく、お給料も安いまま……。
アラサーになった私は、辞める方向で考えていました。

そんなとき同僚で友人のAさんから「前世を見てくれる占い師がいるから行こうよ!」とのお誘いが。
その占い師は新宿のマンションの一室にいました。
薄暗い部屋をカーテンで仕切っていて、勝手に部屋に入り予約順に座って待ちます。

30歳前後くらいの男性だったと思います。
誕生日と名前を書かされたと思うのですが、いっしょに行った友人のYumina(下記参照)によると住所も書いたとのこと。
たまたま彼女と同郷でその話で盛り上がったそうです。
なぜに住所?って感じですね。出生場所ではなく住んでいる場所でチャートを出していたのでしょうか。

ノートパソコンらしきものに何か打ち込んでましたが画面は見えず、なんの占術だったのかはわかりませんでした。
と言っても、当時の私はいろいろな占術があることもよくわかってないのですが……。

お部屋の雰囲気はよく覚えてるのに、相変わらず何を言われたかは切れ切れにしか思い出せません。
次の仕事は見つかるのか? と、結婚はできるのか?(だがしかし当時は彼氏なし)が聞きたかったことです。

「どこか遠くに行くといい、そこで出会える。」

そんなふうなことを言われた気がします。
その時、会社を辞めたらAさんと20日間のイタリア旅行に行く予定でした。
なので、がぜん現実味がある言葉で、
「じゃあイタリアでポール(仮名)に出会っちゃうかも!???」と大盛りあがり。
アホですね。まだ20代だったから許してください。

さらに恋愛について聞くと、

「あなたは言ってみれば冷蔵庫の中の卵だ。」

???

「しかもその卵はアルミフォイルでくるまれている。」

?????

「そんなに厳重にしまわれてたら、あなたの魅力に誰も気づかないよ。冷蔵庫から出ないと。」

ガーーーーーーン😭

仕事のことも何か言われたはずですが、その他のことはいっさい覚えてないですね。
初めてのイタリア旅行は楽しかったですが、ポール(仮名)には出会わなかったし、その後、冷蔵庫からも出られなかったようです。残念。

そもそも前世は何だったのだろうか。卵かな…。

☆ ☆ ☆

このとき一緒に占いに行った、ローマ在住のyumina → にも話を聞いてみましたので、ご紹介します。
彼女もこのときの会社の同僚で、当時はバリバリの営業ウーマンでした。

Yuminaの占い体験記
私の前世は見えないって言われたんだよね。
近所の整骨院のおじいちゃん先生の話ばっかりで。そのうち、そうだ、キミは戦争では隊長だったって言ったの。
降ってくる爆弾だか弾丸だかから逃げるために、部下を誘導していたと言われたわ。

で、その話を次の会社のとき、バイトでついてた子にしたら、彼女、ワタシ、一緒に逃げてました! そういう夢をよく見るんですって言ったのよー!

だから、それまでは、あのインチキ占い師!って思ってたけど、今は信じてるよ。

あと、ちょうどみずまちさんとAさんがイタリア旅行に行く直前で、ワタシにも行くようにめっちゃ勧めたのよね。
あのイタリアの街並みを見るべきだって言われた。

でも、行けるわけないじゃん?あの時のキャリアな私。
何言ってんだ、この人って、思ったわ。
(注:上にも書いたように当時の彼女はいわゆるバリキャリ。しかもハワイ大好きで、ビーチリゾートを楽しめないヨーロッパなんか絶対行かないと断言していました)

そして、ふいに、
「キミ、彫刻やるといいよ。」
って言われたけど、またすぐに
「あ、ダメだ、死にたくなっちゃうから、やめたほうがいいや」
って言われたの。

彼は前世とは言わなかったけど、前世で彫刻家で行き詰って自殺したのかなって思ったわ。

でもまぁ、結局イタリアに住むようになったし、彫刻なんて山ほど周りにあるし、奥村先生(ブラッチャーノ在住の著名な彫刻師)とも会ったし、キャリアが浅かっただけで、実は優秀な前世見だったんじゃないかと思うわ。

あのとき、私はハワイに移住しようと思ってたし、結局出張で無理やりイタリアに行かされるまでは、まさかこんなにイタリアがこんなに近くなるとは思わなかったので、彼は本物だったと思う。
あの当時は、金返せ!って思ったけどね(笑。

これを聞いて思ったのは、彼女は上司、部下、同僚問わず、とにかくとても面倒見がよいのです。
会社員時代の私は「無能なやつの面倒なんか見ねぇ。特に私より給料もらってる上司が無能だった場合は容赦しねぇ」という乙女冥王星の呪いにかかっていましたが(今もか?)、彼女はダメ上司のフォローも甲斐甲斐しくしていたし、後輩の面倒見もすごくマメにしていました。
なので、この話は納得できます。

この方はどういう占い師だったのだろうと考えると、お客さまの状況や潜在意識をキャッチするのが上手な人だったのではないかなと思うのです。
境目がゆるいというか…
初めて行くイタリアでポール(仮名)と出会いたかった、でも恋愛は厳重装備、冷蔵庫にしまわれている卵のような状態の私。
未来を予見したというより潜在的な願望を読まれたんじゃないかなぁと。
転職活動もイマイチうまくいってなくて、結婚に逃げたいというサターンリターンあるあるな状態だったからです。

境目がゆるいというのは、鑑定中でもガンガン電話がかかってきて、そのまま悩み事を聞いちゃう方だったんですよ。
私とは鑑定中だし、仕切りの向こうにはお客様がまだ何人か待っている状態で。
他者との境界線があいまいな感じだったんじゃないかなと思います。
そうすると無意識を読み取りやすくなるけど、依存もされやすくなりますよね。

でもそうすると、yuminaに対して言ったことはyuminaの願望だったのか。
それともちゃんと先を見通していたのか…。
確かに振り返ってみると、当時はなんじゃそりゃという感じの内容だったのに、今の状況を見るとまあまあ当たってる?と感じます。

私にポール(仮名)は現れなかったけどね!

その当時のイタリア旅行の写真。今の半分くらいの細さですね…涙

一緒にイタリアに行ったAさんにも話を聞いてみたのですが、あまり覚えてないそうで、
「当時、お花の仕事がしたいと思っていたんだけど、花が見えると言われたのだけ覚えてる」そうでした。

その占い師さんの名前はわかりません。
全員覚えてなかった。
まだ占い師さんやってらっしゃるんでしょうか。
もう一度お会いしてみたいものです。

 

Image by Jill Wellington from Pixabay

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