現在のトランシットの天秤木星と射手土星の組み合わせは、天秤木星で人と広く交流すること、射手土星で価値観が違う人でも頑張って受け入れることによって、自身が大きくグレードアップできるという形です。そこに魚の海王星が横やりをいれているので、マイノリティなものや弱者も受け入れていかないといけないのですが、そういった事柄は射手が思う「自分を高めたい」という意識と相反するので、すごく世知辛いというか心が狭いような事象がよく見かけられます。それと、射手の土星ってマイナスに出るとゆとりとか余裕をなくしがちです。
なので、この形は対人関係を広めて相性の力で飛躍する方がいる一方、今まで見て見ぬふりしてきたような対人関係の問題が浮き彫りになってしんどい思いをされる方もいらっしゃるようです。土星が持ってくる問題はコツコツ地道に取り組むしかありません。良薬は口に苦しといいますが、苦いものも薬と思って飲み込むしかないような。
対人関係のひとつの解決方法として、月を満たすという方法があります。時期関係なく対人関係で悩みがちな方は、一度チェックしてみるといいと思います。
月はエゴという形で出がちなものです。満たされていないと他者に投影してしまい、それがもとで対人関係がぎくしゃくします。にもかかわらず、本人は無自覚なので同じトラブルを繰り返します。
例えば私は太陽も月も牡牛です。同サインの人は比較的、自分のキャラそのままでも問題が起きにくいのですが、私は太陽と月が20度も離れていてハウスが分かれています。
6ハウスの月がうまく満たされてない時。環境に対して自分の能力を使って頑張っているのに報われないとすねます、ぐれます(笑) 勝手に気を利かせて（つもりになって）、気付いてもらえないとぐれるので大変タチが悪いです。あと疲れてくると体調不良を必要以上に訴えます。twitterなどで「調子悪い」とかつぶやいてたら「ミズマチ、月がだだ漏れてんなｗ」と笑ってやってください。このモードになると、例えば職場だとか、みんなで何かをいっしょに行う時とかでトラブルにつながります。私の働きや能力を認めて！ がんばって体壊しちゃった、ねぎらって！ てな感じ。一番やっちゃいかんやつです。
太陽は5ハウスです。牡牛の能力を使ってやったことはドヤ顔でアピールすべきなのです。そして自分がやりたいことだけやればいいのです。勝手にやっていても、なんかひとりで楽しそうだなと周りも受け入れてくれるんですよね。
どちらも牡牛的なことをするのにはかわりありませんが、同サインでもハウスが違うだけでこのくらいの差が出てきます。
私の対処法は、6ハウスでやることは自己満足の範囲内にとどめることです。環境のために何かするのは気持ちの安心。でもやりすぎちゃうと欲求不満につながるので自分が楽しいと思える範囲で行う。それならトラブルが起きにくい。あとは自分でできる範囲で月を満たす。牡牛なんで食べるとか寝るとかですね。月ー海王星のアスペクトの力で映像や音楽に浸るというのも有効です。ぐだぐだと軟体動物になっている時が一番幸せです(笑)
これはわかっててもなかなか対応が難しいです。上記のことをはっきり自覚できたのは、プロになって２～３年目だったのではないでしょうか。対人関係で時折起こるトラブルのパターンみたいなのに気付けたんですよね。とはいえ上にも書いたけど、月は無自覚。いつの間にかだだ漏れしちゃってるんです。
対人関係で行き詰まってるなぁと思う時は、いったんそこから離れて月を満たして気持ちにゆとりをつくるといいと思います。月は体なので、ちゃんと食べるとか眠るとかは健康を維持することは基本ですが、その他にもサイン別、ハウス別に月を満たす方法をいくつか持っておくといいですよね。現在は水星逆行していますし、年末年始は心と体のメインテナンスにあててみてはいかがでしょうか。
さて、上にも書きましたが、年内の登板もお店日記も今日が最後です。
今年も大変お世話になりました。
来年もお引き立てのほど、よろしくお願いいたします。（ミズマチ）
