こんばんは。
おとといは久しぶりにnoteを更新しました。

noteに書いた理由ですが、玉紀先生が運営されている「ソロ活占い師」のほうのマガジンに入れてもらうためです。

ソロ活占い師&占い愛好家のコンステレーション(星図)

このマガジンはプロだけでなく、勉強中の方もエピソードをシェアしているのでぜひ覗いてみてくださいね。

 

 

 

今日はまったく別の話題。

私が好きなNetflixのオリジナル動画に、「クィア・アイ」というリアリティ番組があります。

『クィア・アイ 外見も内面もステキに改造』(原題:"Queer Eye: More than a Makeover")

ファブ5というLGBTQ+の5人組が、それぞれの専門性を活かして素人さんを変身させてしまう番組です。
Netflixの人気コンテンツで、つい先日シーズン7がリリースされました。

料理担当のアントニ、ファッション担当のタン、ヘアメイク担当のジョナサン、インテリア担当のボビー、カルチャー担当のカラモの5人です。
タンとジョナサンが外見を変え、ボビーが環境を整え、アントニが生活を充実させ、カラモが心理的な問題を解決します。
シーズンごとにアメリカのどこかの州でロケをやっています。

 

変身する人は周りにいる誰かから推薦され、推薦人がファブ5に助けを求めるところから始まります。
たいていは周りの人に尽くしすぎて自分と自分の生活を疎かにしすぎてるとか、内面に問題を抱えていて周りの人(主に特定のパートナーや家族)とうまくいってないとか、そういった人が取り上げられています。

日本出張版もあって、それもおもしろかったです。

 

今回のシーズン7では、2話目の「熱狂的スポーツファンの大変身」が興味深かったです。

好きなスポーツチームのグッズに埋もれて暮らしているレズビアンの女性ステファニー。
とにかく不快を避けて生きたいと繰り返し述べます。
野菜は嫌いだから絶対に食べない。
からだを締め付ける服は不快だからゆるいTシャツに短パン。

あきらかに現状がストレスフルで不快なはずなのですが、本人にとっては変わることが怖くて不快なので、変わらないままでいることを選択し続けています。
そのことがパートナーにも心配をかけたり、悲しませたりもしています。

なぜそうなったのか、どうしたら改善していくのかは、カラモをはじめとしたファブ5のメンバーとの交流の中であきらかになっていくのですが、こういった迷宮に入り込んでいる人は鑑定でもよくあるなと思って見てました。

 

目先のちょっとした不快を避け続けてるために、実は大きな不利益を被っているんですよね。
本人は未知の小さな不快に直面するくらいなら、現在進行形の大きな不利益や不快のほうがまだ良いと思っている。
もっとひどいことになったらどうするんですか! それなら今の方がまし! って言われたりもしますね。
タロットでいい結果が出てても信じてもらえなかったりします。

西洋占星術の考え方でもそうなんですけど、「自分では何もせず快適な状態でうまく波に乗る、もっと良い状況を甘受する」ってありそうであんまりないんですよね。
あっても気づいてないというか、当たり前に受け止めていることだったり。
ソフトアスペクトでヒットすることは自覚しにくい。
大きな喜びって多少なりとも障害をクリアしたからっていうのはあると思います。
やはり自分からのなんらかのアクションは必要です。

蛇足だけど、いつも動いてて落ち着きない人は「アクションを起こさないで待つ」っていう切り替えアクションが必要だったりしますよ。
流れが変わらないと思ってる人は、まず自分の動き方の癖を変えてみるといいと思います。
待ち続けている人は自分から働きかける、相手の反応を見たい人はリアクションを待つのをやめてみる、とにかくいつもの癖をいったんやめてみる。

 

 

この回は、他にも興味深く思ったポイントがありました。

カラモが語った内面化嫌悪、「周りから与えられた否定的な考えや感情を、自分のものとしてしまう」というもの。
これは、人を嫌な気持ちにさせたくないから自分の一部を否定するという振る舞いをしてしまい、結果的に自分を肯定してくれている身近な親しい人たちの否定にもつながっていきます。

土星が持つ価値観と、それの塗り替え作業の話のように感じました。
小さい頃は親や教師、とりまく社会環境から与えられた価値観を自分のものとしますが、トランシット土星がネイタル土星にヒットするごとに自分自身の価値観に塗り替えていきます。
このアップデートがうまくいかないと、悲観的で拗らせてる人になりがちです。

自分はどう考えるか?とか何を大切にしてるか?とかを、ときどき見直さないといけないよなと感じました。
環境からの価値観を丸呑みしてしまうことは、自虐につながってしまうことがある。

 

クィア・アイは内面の問題にも切り込んでいきますが、まずは外見や環境が変わることによって、依頼人の表情がぱっと輝くのがいいです。

今回のステファニーもヘアスタイルを変えた時に「はじめて自分の目を見た気がする」と言っていたのが印象的でした。
髪の色を変えたことで、瞳の色がグッと引き立って魅力的になったんですよね。
自分に自信を持つことが一歩踏みだす勇気にもなるでしょう。
ジョナサンすごい!と感心した回でした。

気分が落ち込んでる時にまずファッションを変えてみるとか、模様替えしてみるとか、とりあえず目に見えるところを変えるのは効果があるんですね。
パッケージが変わることで内面も変えていこうとする力に変わっていくのは、毎回いいなと思って見てます。

そしてファブ5のメンバーが、とにかく魅力的で楽しいです。
Netflixオリジナル番組なのでNetflixでしか見られないのが難点ですが、機会あったらぜひ見てみてくださいね。

Image by Christiane from Pixabay

 

20:40追記 クィア・アイのファブ5のホロスコープについて、noteに書きました!

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事