土曜はトナカイです。
三上先生とご一緒です。
よろしくお願いします♪

子供のころ、好きだった物語といえばこれ、
シャーロック・ホームズシリーズです。

コミックから急にミステリかよ?って感じですが
好きなものを書いていくんです。いいんです(笑)

好きが高じて高校生の時、
学校で用意されていた「夏休みにニュージーランドでホームステイ」をやめて
ロンドンへ行く!と友人と盛り上がったのですが
オーバーブッキングで行けず…

私は今でも、行けなかったのは、
オーバーブッキングなどではなく、
私と友人の両方の母親の策略だったと確信しています(笑)
最後まで自分で手配すべきだった…
最後の最後でお金の支払いがあったので、親に任せたんですよね。
ま、高校生だしね。
その後、あいにくイングランドには縁がないままです。
いずれ行きたいですね。

さて、シャーロック・ホームズを知らない人は
いないとは思いますが簡単に説明すると
長編4、短編56からなる私立探偵シャーロック・ホームズと
良き相棒であるワトスン医師の、19世紀終わりのロンドンを舞台とした
冒険ストーリーです。

ホームズという変わり者の探偵と同居することになった
戦地帰りのワトスン医師が書いた、という設定です。

だいたいホームズの下宿に、依頼人がやってきて相談を持ちかけます。
ホームズはパイプ3杯分くらいで謎を解いてしまいます。
しかし、自ら変装して調査に乗り出したり
ロンドンの町を徘徊する親無しの子供たちを助手にしたりして
活動することもあります。
政府絡みの事件だと、敬愛する兄マイクロフトに
手助けを求めるときも、まれにあります。
事件の解決には、銃だけでなく
武術を駆使して敵を倒すときもあります。

依頼のないときのホームズは怠惰です。
部屋は散らかしっぱなし、コカインもやります。
考え事しているときは、思考が鈍るといって
食事も満足に摂りません。

音楽が好きで鑑賞にも積極的に出かけますが
自らヴァイオリンも奏でます。

愛情や感情を表すのは苦手で
ワトスンを危険な目にあわせてしまった時に
時折、のぞかせるくらい。

礼儀正しいのに、とんでもなく無礼になることもできる。
どんな階級の人とでも、事件のためなら打ち解けて情報を聞き出すことができる。

いっぱい書きましたけど、こんなくらいですかね。

さて、作者であるサー・アーサー・コナン・ドイルのチャートを見ます。

私はホームズは短編の方がおもしろいと思っていますが
太陽は双子の初期度数で天王星と合。
短編向きですよね。
ホームズとワトスン、ホームズとモリアーティ教授など
相反するキャラクターの対比も面白く描かれています。

そして、目立つのは固定宮のTスクエア。
これが長編を書きたいんだなぁと思いました。
牡牛の水星、冥王星が合、そこへ、獅子の土星がスクエア、
水瓶か山羊の月がスクエア。

ホームズは、ハドソン夫人のおいしい賄いや
演奏会を楽しんだりするかと思えば
推理に入ると食事はとらないし、
ひまになるとコカインはするしで
バランスの悪い人です。

月は水瓶か山羊の終わりですが
ぎりぎり山羊かもなぁと思っています。
水瓶っぽい要素はてんこ盛りなんですけど
しかしぎりぎりのところで、正義を貫く感じとか
ヴィクトリア女王への敬愛心とかがあるからなんですよね。

思考を優先し体を痛めつけるのは
月と冥王星、土星のTスクエアだろうと思いました。

月がからむハードアスペクトは、実生活ではしんどそうではあるのですが
やはり作品には深みが出ます。
ドイルの場合は、水星もからんでますから
葛藤を執筆に注ぎ込んだのでしょう。

月と冥王星、土星のTスクエアは、素直に感情表現しなさそうです。
アスペクトなくても、山羊の月は感情を抑えそうですし
水瓶の月はそもそもドライですよね。
ホームズはドライそうに見えて実は熱いので
やっぱり山羊っぽいなぁと思うのです。

さて、ワトスン博士もどこかにあてはめたいのですが(笑)
牡羊金星、双子木星のセクスタイルって言うことでどうでしょうか。

ホームズが急に冒険を思い立って(実際は捜査の依頼を受けて)
田舎へ行こう!なんて言っても
患者は隣の医師に任せればいいから、なんて
のりよくついていってしまいます。
また、基本的にはとても人が良く描かれていますしね。

今まで見たことがなかったのですが、私はこのチャートを見て、
これは好きになるはずだわ、と納得。
金星の位置はほぼ同じ、自分の太陽の上に、ドイルの水星と冥王星、
自分の月の上にドイルの太陽と天王星。

この時代、まだ冥王星は発見されていませんでしたが
この頃の冥王星って歩みが遅いんですね。
70年で約70度しか進んでいませんでした。
発見されていない時代のものは、読まないのがお約束らしいのですが
しかし著名な人はやっぱりトランスサタニアンが効いてますので
あえてそのまま見ました。

ストーリーに全然触れていないので、ひとつだけ。

数ある中でも好きな作品のひとつに「瀕死の探偵」があります。
私にはミステリを解く頭はなくって
すっきり!爽快感!を感じたくて読んでいるので
それを感じることができる、この作品が好きです。

ワトスン医師が結婚してホームズと別居を始めたある日、
下宿のおかみさんであるハドソン夫人から
ホームズの具合が悪いと知らせを受けます。
慌てて駆けつけると、ベッドに横たわるホームズは今にも死にそうな状態。
ホームズはワトスンに、治療より、ある人を呼んできて欲しいと頼むのだけど――?

瀕死の状態のホームズが、最後に見事な復活を遂げるわけですが
この話も死と再生の星である、冥王星が効いたお話です。
命をはった捜査方法です。
ほかに方法はなかったんでしょうか?
こんな極端なことしなくっても(笑)
この辺の極端な盛り上げ方は獅子土星が役立ってますかね。

最後に、個人的にお勧めなのは
イギリス グラナダテレビが制作したドラマ。

↑この盤は英語オンリーだけど、写真がいいわぁ~(←アホ)

あ、今よく見たら、これはDVDではなかった…
DVDはこちら。

NHKで昔やってました。
ホームズ役のジェレミー・ブレットがすごい。
実在したら、絶対こんな感じだよね?という容姿と演技です。
吹き替えは、ホームズが露口茂さん、
ワトスンが長門裕之さん。
これもどちらもはまり役です。
いや、最初こそ、太陽にほえろの山さんが出てくるのですが
これもホームズが日本語しゃべったら、絶対…
いや、ないですね、すみません…

それと、19世紀終わりのロンドンの空気感もとても好きですねぇ。

このころ決して、空気は良くなかったと思いますが
ロンドンは天気も良くなさそうだし…
でもどうしてか好きなんですよね。
なかなか行けないのは、
行っちゃって見てしまうと、想像とのギャップを感じてしまいそうで
がっかりしたくないからかもしれません。

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