こんばんは。久しぶりにブログでちゃんと西洋占星術のお話です。
先日、夏瀬杏子先生有元祥子先生のツイキャスに途中からお邪魔しました。

その中であったこのご質問、うまくまとまらなかったので、ブログで書いてみます。

杏子先生、有元先生、こんばんは!西洋占星術について質問です。
「トナカイお店日記。」を読むと、仕事では月ではなく水星・太陽を使った方が良いと書かれていましたが、月と水星、または月と太陽が同じサインだったらどうなるのでしょうか?
意識しなくても水星や太陽を使えるからスムーズに行くのか、プライベートと仕事が混同しやすくなるのか・・・?
よければお二人の見解をお聞かせください。

この中で「太陽をどう使いこなすか」問題は、結構長いこと私の中でテーマになってまして、いろいろな方を観察してきました。
お客様だけじゃなくてたくさんの著名人もです。
実感として、太陽に取り組むのって本当に難しい。

苦手意識という意味では土星という天体がありますが、土星はね、みなさんびっくりするくらい「やりたい」んですよ。
みなさんとてもストイックなのはいいのですが、いやいやその前に太陽だろっていう方はいっぱいいます。
天体ドロップでは土星を「こだわり」と表現していますが、「こだわり」がいきすぎているのは息苦しい。
自己満足につながりがちになります。
天体ドロップの講座をやって勉強になったのは、本当にみんな太陽はガン無視で土星をやらねばって思うんだな〜ということでした。

ご質問に戻ると、とにかく太陽最強なので、太陽とセットの天体はスルーしがちということでしょうか。

月と水星が同サイン:感情=言葉の人。生まれつき書いたり喋ったりが上手だけど、一定レベル以上には上がりにくい(得意なことはがんばらないからね)。
月と太陽が同サイン:サインが別の個人天体に意識が向きがち。

月と太陽が同サインなのは、新月前後に生まれているということになります。
そういう意味では月のエゴが外に出にくく、比較的、太陽サインに取り組みやすい。
でもモチベーションが保ちにくくなるし、そのためにサインがずれている他の個人天体をやりたくなってくると思います。
新月生まれで、太陽も月もまるっとスルー、というパターンも見たことがあります。

私は、太陽、水星、火星、月が牡牛で同じサインになります。
太陽、水星、火星が5ハウス、月が6ハウスです。
火星は5ハウスの終わりで、6ハウスでも活躍している感じがします。
月に近いからかもしれません。ハウスカスプを挟んでコンジャンクション。

ハウスが違うというだけで、同サインでもやっぱり6ハウスに意識が向きます。
太陽、水星は他天体とのアスペクトがないというのもあるかなと思いますが…
5ハウスでジャイアンリサイタルをするのと、6ハウスで丁稚奉公をやるのとでは、後者の方が楽だと思っちゃいますね。
20年以上フリーでやってるのに、自営業者でいるより会社員のほうが安心と思いますもん。

あとは、牡牛に4つも天体があっても、土星、金星がある牡羊をやりたくなります。
牡羊、たぶん、需要ない…わかってるけど、つい新しいことをしたくなる。笑
固定サインに求められることは「いつも同じ安定感」なんですけどね。
5ハウス固定サイン太陽、ロングラン上映って感じです。
あと数年で土星期なので、私の牡羊ちゃんはその時になって花開くのでしょうかね?笑

他にはアセンダントの支配星を重要視する場合もあります。
こちらは生死に直結すると感じるのでしょうね。
誰にとっても大事な天体。

なんにしても太陽に取り組むのは大変です。
長く西洋占星術をやっていて、頭でわかっていても難しい。
占星術上では太陽と他の天体を同列視しがちですが、本来は恒星だもんねぇ…。
直視できなくて当然なのかもと思います。

人生に行き詰まったら太陽に立ち戻るのは有効です。
結構難しいけど、悩んだら太陽サインについて考えてみてくださいね。

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