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今日から向先生が水曜に。如月先生は木曜昼に移ります。

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チョコでコーティングさえすれば、だいたいのものが美味しくなります。
プリッツをチョココーティングしたポッキー。
一口アイスをチョココーティングしたピノ。
チョコレートケーキをチョココーティングしたザッハトルテ。
柿の種チョコは人類を代表する発明レベルの美味しさです。
屋台の定番チョコバナナもバナナをチョココーティングすることによりあの不動の地位を手に入れました。
ポテトチップのチョココーティングもとても美味しいです。ロイズ。
最近のデザートビュッフェでよく見かけるチョコファウンテンは、様々な食材をチョコでコーティングする素晴らしい機械です。
このように、チョコでコーティングするという行為によって、ありとあらゆるものは一段階いやそれ以上の進化を遂げます。
今はまだチョココーティングされていないものであっても、コーティングすることによってポテンシャルは一気に高まるでしょう。
チョコによるコーティング。不況が叫ばれて長い現代の日本に必要な要素でもあり、不和の絶えない世界にも取り入れるべき文化です。
チョコレートコーティング。それは本来持っていた特性を伸ばすと共に、隠れていた新たな個性を生み出す魔法のような技術です。
しかし、そんなチョコによるコーティングの魔法を打ち消すばかりかマイナスに働かせる食材がありました。
それは、さきいか。お酒のつまみでおなじみのさきいかでした。さきいかチョコ。さきいかをチョココーティングしたさきいかチョコ。
以前一度だけ、購入して食べたのですが、口に入れた時に広がるチョコの甘い風味を吹き飛ばすさきいかの食感と味わい。
チョコレートは先に溶け去り香りも消えた後にさきいかだけが存在を主張するのです。
万能かと思われたチョココーティングを否定したさきいかチョコ。
何事にも例外があり、抜け道が存在している。そんな現実を突きつけられた思いです。
チョココーティングは、たいていの食材を美味しく変えてくれます。
しかし、必ずしも美味しくなるとは限りません。
世の中に、絶対、という言葉はあり得ないのかもしれません。絶対に。

(桜田ケイ)