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風邪をひいた時に、あなたはどんな甘味を口にしますか？
一般的なところだと、すりおろしたりんごや柑橘類などの果物。
プリンやゼリーなど口当たりのいい甘くてぷるぷるしたもの。
シャーベットやアイスといったひんやりすっきりな氷菓。
エネルギーを摂りたい人はチョコや氷砂糖なども良さそうです。
風邪をひいてもひかなくても、甘いものを欲する人は多くいます。
しかし、風邪をひいた時ほど甘いものが欲しくなるものです。
甘いものを食べるのは、誰かに甘えることに通じる。
そんな学説があるとかないとか。ありませんが。
つまり、風邪をひいて弱っている時ほど、甘いものを求める。
甘いものは心の故郷であり、甘いものによって人は癒される。
だからこそ、風邪をひいた人の脳裏には真っ先に甘いものが浮かび、
風邪をひいた人は甘いものを食べることで安らぐのです。
甘味。どんなに成分を尽くした風邪薬よりも人を助ける存在。
風邪だけではありません。弱った時も困った時も甘味は有効です。
それだけではなく、幸せな時も楽しい時間にも甘味は不可欠です。
つまり、人が生きとし生ける時の全てに、甘味は寄りそいます。
風邪の話とか正直どうでもいいのかもしれません。
甘いものを食べる。それはなによりも根源的な喜びなのです。

（桜田ケイ）