説話社さんから発売されている占い選書のシリーズは、1000円でこんなになにもかも情報を出してしまって大丈夫ですか?という恐ろしくどの本も内容が良いのですが、特に「興味はあるけれど、どこに習いにいけばよくわからない」という開運の王者・奇門遁甲について、黒門先生が、頭からとにかく順を追って読みこなし理解していけば、基本のことが一通り身に付くように書かれています。

一番難しいといわれている命式盤の算出が不要なように、算出済の図版が全部掲載されているので、ほんとうにページの頭から、辛抱強く読み解いていけば、一通りのことが自分で占える仕組みになっていることに感動しました。

つぶれかけた料理店のレイアウトを変えただけで繁盛店に変身させたり、もてない男性を婚活パーティで人気トップにしてしまったり、占いに魔術のような即効性(実際は環境の構成成分に素直に合わせる)を求めている人には、喉から手が出るほど身に付けたい占術の一端を、この1冊でお試し入門してみませんか?

唯一の問題点は判型が小さくタイトな作りの本なのに、情報量が多く、老眼の身ではとても読みにくいということです。ルーペ必携です。(まつい)