もう2ヶ月も経ってしまったんですが、6月にやったタロット瞑想会のレポです。
自分が体験したくて企画したので、記録として残しておくかということで。

 

 

タロットパスワークと言いまして、タロットカードの中に入り込む瞑想をしました。

でも自分で企画すると自分では瞑想を体験できない…ので、マルセイユ版タロットの先生である叶乃香(ほのか)先生と共同開催しました。

お客様は少ししか集まらなかったのですが、人数的にはちょうどよいくらいでしたね。
全員で6名、90分で2回行いました。
パスワーク自体は10分程度ですが、体験をシェアする時間があるため、このくらいかかります。

1回目は夏至ということで太陽のカード、2回目は各自が好きなカードを選びました。
私は2回目のナビゲーションをしたので、最初の太陽のカードのみ体験。
マルセイユ版のカードを目の前において、誘導瞑想をしました。

 

マルセイユ版の太陽

 

ということで、どんな「太陽」が見えたかのお話です。
メモがわりにざっくりスケッチもしました。

誘導されて太陽の世界に入ると、まずは暗闇でした。
扉を開けて入っていく、という誘導だったはずですが、まず扉がありません。

うまく入れていないのかも?と辺りを見ると、草でできたトンネルが目の前にあり、入り口には素足にサンダルを履いた若い男性。
膝くらいまであるフードつきローブをかぶってランプを手にしています。
タロットの隠者に似てるようですが、見えている膝下が若いです。

 

ローブは膝まででした

 

トンネルに誘導されているようだったのでついていくと、2本の柱がある暗い場所に出ました。

 

あー! これは「月」だ!
月は出てない暗闇ですが、2本の柱はあきらかに「月」のカードの柱。
いや、太陽を見に来たのに、どうなってるの?

 

ライダー版の月

マルセイユ版の月

 

でもどこかに太陽へ続く道があるに違いないと思って辺りを見回すと、右の方に先ほどのヤング隠者くんがいて、空にはカラフルな星がたくさんキラキラしています。
そして右の方が少し明るいみたい。

右が東で夜明けだなと思って右へ行くと、夜と昼の境目がパキッと分かれていて、数段の階段でつながっていました。

階段を降りると、明るい丘か山の上に出て、やっと「太陽」らしき世界に降り立ちました。

 

ライダー版の太陽

マルセイユ版太陽

 

でも何かの遺跡のような寂れた雰囲気で、崩れかけた大きな石の壁がゴロゴロと置いてあり、草花が生い茂っています。

明るいけど、誰もいない。
山の下を見下すと、遠くに町並みと海、そして山が見えます。
降りて行った方がいいのかな? と思いましたが、下界は自分が行ける場所ではないと感じたので、もっと丘を観察することにしました。

ヤング隠者くんは丘の端に立っています。
フードで表情は見えないけど、ランプを掲げたままニコニコしているよう。
めちゃくちゃ明るい場所にいるのに、ランプは灯ったままです。

 

何かメッセージとかプレゼントとかはないのだろうか? と聞いてみると、何も書かれていない分厚い本と羽ペンをくれました。

 

なるほど、そうなのね。
私の太陽はこれなんですね。
この誰もいない、もう朽ち果てた場所で、何か書いて遺せよと。

 

崩れた壁をテーブルがわりにして書き始めたら、白い犬が2匹出てきてテーブルと私の間から顔を出したりしてじゃれつきます。
こいつら「月」にいるワンコだね?
入ってきたときはいなかったもんね。
「太陽」の世界にいても、お供は「月」のワンコたちなのか。

 

ワンコ2匹

 

他には誰かいないのかな? とさらによく見回してみたら少し離れたところに二人の子供がいて、花冠を作ってました。
これは「太陽」に出てくる二人の子供ですね。

 

ライダー版なら子供はひとりだけど、マルセイユ版ならふたり。

 

そろそろ帰ってきましょう、扉から戻ってきてという誘導がありましたが、やはり扉が見当たりません。

 

右の方にヤング隠者くんがいて、その先に下界に通じる道がある森があったのでそちらから帰ってきました。
インナーチャイルドカードの赤ずきん(愚者)のカードみたいですね。
私には日常と非日常の境目があまりないので、扉が出てこない(イメージできない)のだと思います。

 

 

終わってからみなさんで体験をシェアしましたが、みなさん割と暗いイメージを見ていました。
暗闇がないと光がわからないということもあるでしょうし、暗闇を乗り越えないと太陽にたどりつかないのでしょうね。

私が見たものなんかまさに「オマエは「月」から始めないと「太陽」なんか理解できないだろ」と言わんばかりですよね。

 

ヤング隠者くんの意味も考えていたのですが、太陽が19番目、隠者が9番目のカードなので、対照的な2枚です。
隠者が個人の完成、太陽が魂の完成ですが、隠者の段階でまとまったことを、世に出せば完成。
それをやるには月が持つ不安を乗り越えないといけないということでしょう。

ヤング隠者くんも、自分らしき女性も素足で、自分はサンダルすら履いていませんでした。
ということは、何をするにしても立場は不要です。

ここで見た太陽は煌びやかな成功を目指す必要はなく、遺跡のような過去の栄華を感じさせる何か程度でよいのでしょう。
私が見た「太陽」の世界は草花は生えてたけど、物悲しさや静けさ、無味乾燥なイメージがあって、「月」の世界の方がよほど楽しそうではあったのですが、とにかく隠者の明かりを世に残す(または晒す)べきなんだろうなと思いました。

 

今年は土星期に入ったので、見たものはこれから15年ほどのテーマにもなりそうだなと感じました。

 

それにしても大アルカナ後半のカードは難しかったかもしれないですね。
概念的すぎるというか。
初心者は前半の人物カードあたりから始めるのが無難かもしれません。

10天体や64卦でパスワークをやっても面白そうなんだけど、一般の人がイメージするのはちょっと大変かな〜
絵のないものを誘導瞑想で見てもらうのは、さすがに難しいですかね。

 

最後になりましたが、ご参加くださった方が、共同開催してくださった叶乃香先生、ヘルプで入ってくださった夏瀬先生、甘夏先生、ありがとうございました。

Image by Jaesung An from Pixabay

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