12:00〜17:00 天海玉紀 ⇒★
16:00〜20:00 まるごと食堂maru ⇒★
※ 当日受付 03-3387-4355
本日はふたりとも「いつでもどーんと来てね♪」状態で、みなさまのお越しをお待ちしております。
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昨年末のことです。2014年2月中のお日取りについてのご相談を頂きました。ひたすらホロスコープの図をぐるぐる回しながら、ああでもない、こうでもない、と、さんざん考えた末に、こう申し上げました。
「どうしても2月中がよろしいでしょうか?少しあとにして、3月上旬。ちょっと遅いかもしれないけど、3月11日はいかがでしょう?」しばらく間があきました。
お客様が言い出しにくそうにぽつりと「そうなんですね。でも、3月11日をこれから毎年祝う記念日にするには抵抗を感じます」というお返事を下さって、はっとして我に返りました。そうだった。3月11日。そのときの私は、あまりにも星の配置だけしか見ていなくて、世の中への目配りがすっかり抜け落ちていたように思います。
先日どこかで読んだ話に、3.11の大震災のあとの期間、暦関連のページのアクセス数が跳ね上がった、というエピソードがありました。たくさんの人が夜明けの時間を検索していたから、という理由なのだそうです。そうだった。私もそのうちの一人でした。朝は必ず来る。寒さと恐怖に震えながら、あちこちでみんながそう思って夜明けを待っていたのでしょう。
2011年3月11日から3年が経ちました。それぞれの立場で、さまざまな出来事と思いがあったことでしょう。忘れなければ進めないこともあるけれど、それは見て見ぬふりをすることとは違うはず。魚太陽△蠍土星△蟹月が組み合わさって、水のグランドトラインができる今日。ただただ「絆」などといった言葉の甘いイメージに踊らされるのではなく、目を背けたいような苦いことも悲しいことも、いまいちど改めて、あまりにも激しく渦巻いていたあのときの世の中の空気、さまざまな気持ち、さまざまな出来事の数々を振り返ってみたいと思っています。(天海玉紀)