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まるで星のような砂糖菓子、金平糖。その歴史は古く、ポルトガルから来た宣教師が信長に献上したとも言われているほどです。
金平糖という名前も、ポルトガル語で砂糖菓子を意味するコンフェイト。カステラなどと共に日本にやってきたいわゆる南蛮菓子です。
核となるのはケシの粒やザラメ糖。鍋に蜜を少量ずつ入れつつ回転させて、少しずつ少しずつ大きくしていきます。
実は作るのにものすごく時間がかかる金平糖。一般的な大きさになるまで2週間ぐらいかかるとのことです。
ゆっくり育てていくということで、結婚式の引き出物にも使われている金平糖。日本では縁起物としても定着しています。
金平糖の特徴ともいえるあの突起。ぐるぐると鍋の中を周っているうちにできると言われていますが、実は何故できるのか、その真相はしっかりと解明されてはないようです。人々に愛されつつも謎を残す金平糖。神秘的な一面も魅力です。
金平糖は甘く、見た目も可愛らしく、彩りも綺麗。小さな袋に数粒入っているだけでも絵になります。
ポルトガルから海を渡り、500年近くも愛され続ける金平糖。今や日本の菓子としてしっかりと日本の風土や文化に馴染んでいます。
信長が初めて見た時は驚きを禁じ得なかった金平糖は、それから脈々と受け継がれ、現代日本で生き続けているのです。
しかし、現在金平糖を作っているところは両手で数えられるほど。そして手作りで金平糖を作っているのはわずかに1軒京都に残っているのみです。
誰もが愛してやまない金平糖。その製法が失われないためにも、日々懐に金平糖を携帯し、家族や友人と金平糖を分け合うべき時が来たのではないでしょうか。
おはようと共に金平糖。ちょっとしたお礼に金平糖。挨拶と共に金平糖。食後のティータイムに金平糖。別れ際に金平糖。お休み前に金平糖。
色とりどりの金平糖が行き交う世界を遠くから眺めると、それは星々が宇宙に煌めくような、魅力的で美しい光景が広がっていることでしょう。