占い師はフールのカード
本日は12:00~18:00三上牧さん→
 17:00~20:00岩田麻里さん→ が在席です。三上さんは全てのメニューがコンスタントに人気なので事前予約をお勧めします。8月の水晶講座への申し込みも是非どうぞ。夕方から夜の時間帯も岩田さんが座ってくれるようになって、なかなかにぎやかになってきました。この「空いているところに座ろうか」システムは良いアイデアでした。でも人柄や占いに対するスタンスが信頼できて、しかもフレキシブルに動けるという岩田さん本人がいるからこそ「良い」という結果に。基本システムのフォーマットを他にみんなが割合ガンコに守ってくれているので、こういう遊びができるんだなという部分も当然あります。岩田さんは太陽魚座・月水瓶で、結局枠の外に外れているというのもいいのかもですね。占い師はタロットでいえば、いつも「フール」で、お客さんの人生の枠内に介入してはいけません。よくいわれていることですが、占い師がお客さんの役に立ちたいと思うのは占い師のエゴです。自分が役に立つ存在であることをお客さんに依存して証明するということはあってはいけないことだと思っています。料金を決めて観料を頂くのは、占い師の鑑定がたくさんあるサービスのいくつかで、いつでも他のものと取り換えが効くんだという、一種の線引きの役割も果たしています。占い師は自分のサービス(商品)がいつでも他のものととりかえ可能なのだという心つもりで、感動してくださったお客さんの気持ちをはげみにしてもいいけれど、そのことは一刻も早く忘れて自分の技能に集中するべきです。お客さまが感動してくださることは自分の研鑽の結果であって、そこを目標にすると、一時的に評判の良い占い師にはなれるかもしれないけれど、良い占い師として職業的に長続きしていくことはないでしょう。集中してくる自分への依存の大きさを高額な鑑定料に換算していくしかなくなってくるからです。高額な鑑定料をお客さんに支払わせるというのは、すでに人生への介入。私が考えるだいたいの基準では、書籍1冊(1000円~1600円)映画1本(1800円)コンサート1回(5000円~)一泊旅行(2万円)くらいの価値基準の横並びのものの中から、対面鑑定をセレクトしてもらえるならいいなと思っています。書籍や映画は受身で誰にでも同じ内容が並んでいます。でもその中から人生を自ら変えてしまうようなフレーズやシーンをみつける人もいるでしょう。占いは同じような料金ですが、架空の誰かではなく、あなた本人が出演している。だから無視するとか逃げることも可能だけど、関わろうと思えば本人その人が、占い師なんかには指一本触れさせない勢いで関わっていくことができるというのが特徴です。(店長・まつい)