向真希 12時半~17時 ご予約枠満席です!
桜田ケイ 15時~20時 わりとのんびり座っております。
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「あまじょっぱい」。このフレーズに弱い日本人は多いのではないでしょうか。
デザートに限らず食事に関してもこの「あまじょっぱい」というフレーズは魅惑的に私たちの食欲を増進させます。
甘味と塩気が絶妙なバランスを保つことによって生み出される味覚であるあまじょっぱさ。
あまじょっぱい甘味の代表といえばお団子ですね。白い餅肌を包み込む琥珀色のあまじょっぱい餡。視覚嗅覚をも刺激する美味しい食べ物です。
それは日本茶ともよく似合います。団子とお茶がそろった景色は、平和と安寧の象徴と言っても過言ではありません。
野菜や肉の味付けとしてもよく使われるあまじょっぱさ。煮物はもちろん玉子焼きに対しても美味しさのひとつの基準にあまじょっぱさは不可欠です。
お菓子の世界では砂糖醤油を用いられて醸し出すあまじょっぱさの他に、柿ピーチョコやポテトチップのチョココーティング、塩キャラメルや塩バニラなどのあまじょっぱさなど多様化が進んでいます。
醤油と砂糖が織り成すハーモニーが美味しいカンロ飴や煎餅に白い砂糖で絵画のように模様を描いた雪の宿という銘菓もあまじょっぱいお菓子の代表格ですね。
ただひたすらに甘さを追求するのも大切な行為ですが、あまじょっぱさへの探求心は人が成長する過程において欠かせないものです。
甘さ・しょっぱさ、一見すると相容れない方向性の違うふたつの味が絶妙なバランスの元に、それぞれでは成し遂げない領域へと美味しさの階段を登っていく姿は、人と人とが手を取り合って前に進んでいく成長譚のような輝きを持っています。
どちらが強すぎてもどちらが引きすぎてもいけない。お互いをきちんと見すえることでお互いにとって最良な道を見つけられる。あまじょっぱい味はあなたが周囲にいる誰かと共に歩みゆくひとつの解決策なのかもしれません。
性別も年齢も国籍も肌の色も主義主張も信じるものも何もかも違ったとしても、どこかにきっと手を取り合える場所があるはずです。それは、甘さとしょっぱさが手を取り合って生み出し続けてきた数々の甘味達が今もなお証拠し続けているまぎれもない事実です。奪い合うのでも争うのではなく、みたらし団子とお茶でほっと一息ついてみてはいかがでしょうか。