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ジャムは万人の味方です。
パンにジャム。果物でジャム。
ヨーグルトにジャム。おやつにジャム。
季節ごとの果物で、年中変わらない味で。
ジャムはいつでもどこでもあなたの傍にいます。
そんなジャムにここ数年変化が訪れています。
それは、ジャムのコンフィチュール化です。
コンフィチュール。
フランス語でジャムを意味する言葉。
ジャムは日常に寄り添う感があります。
コンフィチュールは無駄な御洒落感が出てきます。
いちごジャムは、雑多にパンに塗って食べられそうですが、
いちごのコンフィチュールはなにやら小さな器で供されそうです。
コンフィチュールとジャムは違う、という説もないわけではないのですが、
そんなに違うわけではなく、ジャムもコンフィチュールも似たようなものです。
目新しさ、言葉の響きでコンフィチュールは選ばれています。
明確な違いを打ち出せないのなら、ジャムでいいはず。
コンフィチュールを名乗るのであれば、ジャムとの差別化が必要です。
みんなの味方であるジャムをないがしろにするのであれば、
コンフィチュールは日本にとって害にしかならない可能性があります。
正しくコンフィチュールを受け止めた時、
きっと、ジャムはよりよいジャムになるはずです。
コンフィチュールのアイデンティティの確立。
そしてジャムの地位をより確かなものにすること。
ジャムとコンフィチュールは理解しあえる対等な存在であるはずです。
今のような歪んだ形では、コンフィチュールのよさすら失われてしまいます。
ジャムとコンフィチュールが手を取り合えるような社会。
それこそが今の日本が目指すべき姿なのではないでしょうか。

(桜田ケイ)