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「どうぶつヨーチ」というお菓子は、当たり前に存在している。
子供のころに食べている人も多いだろうし、
今も好んで食べる人も多くいる、一般的なお菓子である。
ただ、その正式名称を知らずに食べている可能性も高い。
「どうぶつヨーチ」は、片面にアイシングが施されたビスケット。
動物を模した形のビスケットの表面にカラフルなコーティング。
ピンクや水色、白など淡い色で彩られたビスケットである。
あのアイシング的な加工はヨーチ加工と呼ばれているらしく、
一般的なアイシングとは違い、シンプルに一面を塗るだけのものとか。
ヨーチ加工などと言っているけれど、
ざっくりとしたアイシング加工、それがヨーチ加工らしい。
そもそもヨーチとは何か、調べてみた。
ヨーチは幼稚園の幼稚を源としているとの検索結果が出た。
動物型の幼稚園ビスケット。
それが「どうぶつヨーチ」の正体である。
何故、幼稚園ビスケットなのか。
それはイギリスのキンダーガーデンビスケットというものがあり、
日本に輸入された時に、幼稚園ビスケットと名付けられ、
さらに、ヨーチビスケットと省略されたのだとか。
謎の言葉ヨーチ。ビスケットという呼称すら置き去りである。
幼稚園という意味合いが完全に抜け去り、
アイシング加工の一種として、お菓子の名称の一部として、
その名前は受け継がれている。
「どうぶつヨーチ」。
広く知られ食されているお菓子の中にも、
謎と夢と希望は、詰まっている。
