11時~16時半 如月沙世

17時~21時  桜田ケイ

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どら焼きのムーブメントが、静かに起こりはじめています。
今までも、生どらプリンどら栗入りなど、様々などら焼きが世間を驚かせてきましたが、最近の流行は高級志向のどら焼きです。
例えば、北海道のお菓子ブランドであるもりもとは、どら焼きヌーボーというその年に採れたばかりの新小豆を使ったどら焼きを期間限定で売り出したり、ホクレン農業協同組合連合会と開発した5種類の豆を使ったどら焼きを販売したりしています。
また上野のうさぎや、池袋のすずめやなどの老舗は変わらぬ味でどら焼きを提供しながらも、いつも人々がどら焼きを求めて列をなしています。
今までも日本のいたるところで、老舗でも新しいお店でも数多くのどら焼きが作られ、日々食べられてきました。
しかしここ数年、今年に入ってからは特に、新進気鋭のどら焼きや安定した老舗のどら焼き、アイデア勝負のどら焼きから、素材ひとつひとつにこだわったオーソドックスなどら焼きまで、どら焼きを目にし、口にする機会が増えているように感じられます。
餡に、皮に、工夫を重ね、基本を大切にしながらも現代風のアレンジを加えた様々などら焼きが、この世界に生まれては食べられています。
そうしてうねりのように、どら焼きのムーブメントは人々をとらえ、いずれその波は海外へと広がっていくことでしょう。
今の形のどら焼きが出来てから約100年。どら焼きは、新しい一歩を踏み出したのかもしれません。

(桜田ケイ)

 

※12月より水曜日昼は向真希さんに、如月沙世は木曜昼に変更となります。