本日水曜日は、桜田ケイさんが在席です。桜田くんは某エリート国立大学を卒業して普通に企業に就職したのですが、突如「この生活は無理!」となって占い師になりました。最初は下北沢の路上占い師だったそうです。当時の桜田くんのご両親のことを思うと胸が痛みます(笑)。私が知り合ったときの桜田くんは、雑誌や新聞に月刊週刊の占いコーナーを書いていたり、都内の占いハウスに週決めで出演していたり、地方のイベントで対面鑑定で出かけていったりで、「占い師」で生計を成り立たせていた状態だったので、退職してから、占いで生計が成り立つまでの間の生活がどんな感じだったのかは、よくわかりません。バルーンアートのパフォーマーの仕事とか、ベビーシッター(有資格者!)の仕事もまだしていたかな、知り合った当時は。とにかく「占い師」で食べていく、ということを考えるときに、真っ先に頭に浮かぶのが桜田くんの働き方です。「占い師って儲かりますか?」とよく聞かれるんですが、芸能人とか作家とかと同じようなカテゴリー。ほとんどの人は儲かりません。ただ年齢制限も資格も必要でなく、自分のがんばり次第で収入を確保できる可能性があるのが占い師です。「トナカイ」では、所属している占い師さんたちの営業行動の規制はしていません。むしろトナカイをきっかけや窓口にして、他で活動できるところがあれば、どんどん外に出ていってもらう方式です。そうでなければ占い師は食べていけないからです。他に本業があるとかで、トナカイに週に4~6回出て、しっかりした鑑定を続けていれば、副業としては問題なくまわっていくんですが、普通に考えて週4~6回働くだけで食べていけるか?といったら絶対無理です。対面鑑定、原稿書き、講座、なにをどう組みあわせてもよいのですが、週に6日はちゃんと仕事があるのかどうか、これが健全な仕事の形なんだということを、いつも桜田くんの働き方を見て思い出すわけです。いきなりそんなにたくさん仕事はない、けれど場をみつけるとか、どういうバランスでいくかというのは、みんなそれぞれの試行錯誤。トナカイはそんなわけで普通の占い店より、実験がすごく多いです。鑑定や講座の内容に関しては、みんな普通以上に勉強しているしそこそこのキャリアもある。けれど、どのように「仕事」として結びつけ、自分の生計として組み立てていくのか?というのは、誰も教えてくれないからこそ、自分で経験していく必要があります。そしてその経験値をあげるための場やチャンスとしても機能すればいいなと、こういうシステムになっています。この夏は、トナカイ空調不備(まだ工事の予定告知がありません…)のため、あまりあれこれ詰め込まず、比較的穏やかに時間が流れる予定なのですが、その分、メンバーはほんとあちこちに、ものすごい勢いで活動を広げています。詳しくは、有元祥子発行の「週刊コミット通信」→をチェックして欲しいのですが、とりあえず7月分だけざっくりと。(店長・まつい)
●7月17日(金)~8月31日(火)東京タワー1階ロービーで占いイベント開催。日替わりでトナカイチームも出演予定。
  *詳細はまだわかりません、すいません、わかり次第速報で出していきます。
●7月18日(日)魔女のサマーパーティ「マジョラム」イベント inナカノF →
●7月19日(月・祝)10分1000円占いまくり「オンリーカード祭り」in中野トナカイ →
●7月27日(火)ネイリストさんたちが幸運のネイルアートを「サマー開運イベント」in赤羽ラスターネイル→
●7月31日(土)いつか独立起業・自営で生きるには「ビジネスイベント」in日本橋八重洲 →