就職の環境に出た女教皇のカード
本日は12:00～17:00三上牧さん→★　15:00～20:00桜田ケイさん→★　在席です。金曜日、飛び込みのタロット鑑定のお客さん2名が全然別人なのに同じ質問で、同じ場所に同じカードが出たので、記録として書いておきます。同じ日に全く同じ状況の人が同じ質問をしてくるというのはあまりめずらしくなくて、重なるなーくらいのことなのです。特に仕事についての質問で、派遣の仕事、求人のあった会社に面接に行くのですが、立て続けで落ちてしまう、採用に至らないのでどうすれば。この質問自体は、本当に多いです。10年前から個人鑑定をしていますが、10年間毎月一定の方から、同じ質問があります。40代か、それに近い方が多いかな。つまり派遣で働くのは管理や教育技能などを含む年齢に求められるスキルがないと40代ではなかなか難しいという占い以前の社会実情を反映した質問なのですが、それにしても「雇用主はあなたのことをどう思っているのか」という働く場の環境の状態をみるカードが「女教皇」しかも2人続けてということは、過去10年間なかった気がします。「女教皇」は祈りのカードで実際的なことは何もしないという意味なので、咄嗟に就職活動のときの落選を告げる「貴殿のご活躍をお祈りします」という定型文が頭に浮かび、打開のきざしはターゲットや自分のスキルを変更する以外にないという読みに進むしかありません。フルデッキでみているので大アルカナである「女教皇」は、相当のインパクトがあります。質問主さんたちは、自信を喪失していますので、目のありそうなところ、がんばれそうなところ、気分を切り替えるのに有効そうなところを拾っていきますが、やはりなかなか気分を変えてもらえない。お二方とも、どうしてもこれまでの方法をあきらめきれず、自分を責める方向です。でも「女教皇」は、あなたたちが悪いわけではない、時代の流れやの方針で硬直しているのだということを、これ以上ない感じで表していますから、これまでの自分のスキル以外で、一息いれるという方法を取るしかないです。来月の家賃も払えないくらいという場合は、その追い詰められ方は尋常ではないので、こちらもこれまでの感覚とは違う尋常じゃない方法で対抗するしかないのですね。個人そのものの問題よりももっと社会の問題点をダイレクトに映し出すときがあるのだなあと。これからどんどん景気は悪くなるのですが、人の生活しているところに仕事はかならずあります。自分で仕事を作り出す、以前なら「うっとおしい」とかいわれがちな人ほど、元気よくしていますよね。少し時間がたてば、彼らが新しい仕事をどんどん作り出していきますので、そちらにシフトするまでの時間稼ぎにあんまり自分を卑下して、本来の魅力を落としてしまわないように気をつけて過ごしてほしいです。ｂ（店長・まつい）