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占い師に一番問いかけられている問い、それは対人関係の質問「あのひととどうやったらうまくいくか」ですよね。これいつも思うのですが自分がどういう過程を踏んで、ゴールにたどり着きたいか?でだいぶ話が違う気がします。さらに「どうやったら」という方法論の中に本人の覚悟がどれだけなのか?というのが要。相手のニーズに全力で応え関係性をつかんだとしても継続し続けられるのか?ということ。
常々思うのは“どれだけなりふり構わずできるか?”という代償に無自覚な方が多いです。そしてそうやって無理してつかんだとしても、Happily Ever Afterにはならない。無理はそんなに続けられないから「無理をしている」という状態だから。関係性とは継続的なもの、無理ではなくがんばればどうにかなるというくらいのメリハリぐらいを知る必要があります。そこを深く掘り下げて、「どうやったら」を考えるといいですね。
それと意外と前に立ちはだかるのが
相性がいいだけでは出会えず、
縁があるだけでは一緒にいられない。
ということが第一関門であるということです。
どれくらい深く付き合いたいか。そしてそのためにプライオリティをどうしたいかをざっくり考えておくというのは想定に必要かも。自然体にいて、自分が直せそうなところを反省し次に生かすそれで自分の形をうまく調整して無理なく会わせられるポイントを探す、そういう感じです。
相性がいいだけで縁がないというのはアイドルに恋する感じ。意外に大好きなアイドルとは相性がいいものです。縁が足りないので恋人にはなれないという典型ですね。
ご縁があるということで出会える、タイミングよく何かをご一緒できる、特別な思い出ができるということがまずあって、ベースを築き、その上に相性の良さの継続性が乗っかっていくのだと思います。特別な関係になるというのは、渡りに船的なタイミング的な要素が必要だと思います。この辺はプログレスの月あたりを重要視します。「めっちゃ気持ちが惹かれる!」はご縁で、「楽しさが倍増するもしくは継続する」は相性です。アセンダントに金星や木星を乗せているとかもきっかけになります。
わたしがチャートを見るときはその辺「ご縁・タイミング・相性」を大事にしています。付き合いの深度別に考えてみましたのでご参照ください。相性が悪くても気合(ご縁が創生する意志の強さ)で何とかなる場合もあります。
ご縁:ノード、アングル(意味なく惹かれる目が合う、シンクロする、着火ポイント)
タイミング:プログレスの月やトランジット(気分と役割)
相性:合、トライン、セクスタイルなどの自動操縦的だらだらと続く要因
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◎深度1:その人と仲良くなる、近づきたい、一緒にお出かけしたい。
・ご縁が必要
・水星の相性が良い(会話が弾む)
「まずはお友だちになりたい」というレベルもこちらなんじゃないでしょうか。瞬間風速的に無理や加工が可能。相手の好みの女にムリクリなればいいのです。例えば自分の金星が蠍だとしても、金星獅子に擬態することが短期間なら可能です。しかし出会って口を聞くだけの近さが必要。これははっきり言って縁がないと派生しません。出掛けれられるというのはそれなりに縁があるということ。興味がなくても無下に断るというのはもったいない気がします。後先考えずまず出かけてみるというのは人間関係の訓練として積んどいて邪魔にならないのではないでしょうか!
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◎深度2:恋人になる
上記3つプラス
・気持ちタイミング(プログレスの月5,7とか)
・金星と火星の相性がよい
何かをきっかけに親密になるというのは、タイミングの神様の範疇。こういうご縁を持っていて、金星火星が相性がいいと着火しやすく恋人にということになりやすいです。しかし、タイミングよくないと気持ちが乗りません。ちょうど恋人がほしいと思っていたという開かれた目が必要ではあります。こっちばっかり目が開いていても相手が開いていないと(今は仕事に集中したいとか)相性が良くてもチャンスが激減します。
しかし、恋人関係とは契約レベルのコミットメントが必要ない、日常的にあまり関わらなくても支障がない関係性からスタートできます。イベント、非日常的で関わるというのは日常的にずっと一緒にいるというストレスを知らない関係性とも言えます。一緒にいて楽しいの金星の相性か、男性性女性性を演じ合うという意味で金星と火星の配置の相性の良さが必要になります。相手の男性性を刺激し、自分の女性性を刺激してくる相互関係というのでしょうか。(男性だったら逆ですね)
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◎深度3:結婚
・ご縁
・タイミング プログレスの月(男性だと7,8、女性だと7、10,1あたりが多そう)
・水星
・月
一緒にいて楽・落ち着くとかそういう理由で結婚している人多いです。月の領域に入るので絶対的な信頼関係が大事。恋愛のドキドキは結婚に踏み切る勢いを補助してくれるだけで、結婚に必ずしも恋愛は要らんなーと思います。
好きだけではどうにもならない、本性を少々明かさないといけない関係性です。そういう意味では、無理して背伸びして彼に(もしくは彼女に)気に入られていたという関係性では続かない位置になります。
恋愛感情の盛り上がりみたいな勢いが婚約に繋がり、それは結婚生活を長く続けることと別建てな気がします。子どもがいない分、お互いの距離を取りやすく無理していても休憩ができる間柄。
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◎深度4:子育て
・ご縁(強力なやつ)
・タイミング
・水星(コミュニケーションが密に必要)
・月(お互いの邪魔をしない)
本性がむき出しになりやすい関係性。核家族では特に余裕がない精神状態の下、子育てをしていかなくてはいけない現代の在り方では、いかに相性よく効率よく物事が進められるかがストレスの軽減につながると思います。なので状況を把握しシェアし合う能力が必要、つまり子育ての実務的なことは月と水星なんじゃないかなと思います。
子育て相談を受けていると一番重要なのが生んだ後のコミュニケーションです。どれをどこまでやってほしいか?というのをうまく伝えるというスキルとそれをくみ取ってできることをやるというのは水星。そして子育てこそ自分の安心安全の感覚が研ぎ澄まされることになる行事。小さいころ赤子の面倒見ている緊張状態の時に、月を刺激しないというのはとても大事なのです。
月の相性がいいとたぶん義母さんとも仲良くやっていけると思います。なぜなら月は自分の母親の象徴なので、そこの相性がいいと頼りになるまで行かなくても神経を逆なでされるということがなさそうな気がしますね。配偶者の月の状態が自分とあまりに違う場合はこの人はこういう人だからわたしのこの言い方では伝わらないなーという工夫が必要。子どもがいなければあまりかかわりのない義父母も孫が誕生すると口を出してくるもの・・・
月の相性が悪いと、距離をとるしかなくワンオペ育児、もしくはワンオペ育児交代制ということになりやすいです。何もかも共同作業できるというのは、かなりの相性の良さを必要としますね。24時間年中無休でいても苦にならない相手とは、なかなか存在しないのではないでしょうか。
あと、赤子が大きくなった時教育方針において子育てには木星と土星がぶつからないことも大事かなと思いますね。意外と大事なのはお金の価値観!土星と木星と月の関係性で見ます。土星が月に近い人は生活に不安を感じやすいので貯金があったほうがいいと思います。木星(金星)が月にアスペクトがあると楽観視しすぎてお金を使いすぎる傾向(ご褒美癖)が出やすいかも。木星(金星)月タイプと土星月タイプがお金のことでもめそうというのも想像できます。
家族の考え方は太陽と土星。家族に対する義務や愛着は水のサインが最強だと思います。ただ、もとの家族から精神的に独立していないと、オトナとして育児に参加できないという人も。
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深度が深まるにつれて、自分の領分を共有するということで「こうありたい」気持ちが強いとぶつかる要因になりやすいというのもあると思います。倫理観や価値観というものの共有は複雑なものなのでそれこそ歩み寄りが多少なりとも必要になっていくと思いますね。そういう相性というのは、本当に複合的に絶妙なバランスで保っているもの。相性がいいから大丈夫ということでも、相性が悪いからあきらめるしかないということでもないです。
上記に書いたことは本当にざっくりなものですので、個別にこういう感じなのはどうなの?という場合はぜひ講座か鑑定にいらしてくださいね。お待ちしております。