満月と雨
12:00~18:30 会田ゆうさん→

15:00~20:00 如月沙世さん→
3/8 18:32が満月でした。新月の影響は「狙い」や「新規のスタート」という意味が当てはめられていますが、満月には、占星術的にいうと、だいたいどのような意味があるのでしょう。満月時のホロスコープを見てみると、太陽と月が180度、オポジションの配置です。太陽が「目的」で、月が「気分や感情」、180度は「なさねばならぬという衝動」のアスペクトですから、この目的をなせねばならぬ!という目的に感情が支配されるという意味になります。満月は、新月の狙いがかなう、達成するという意味もありますが、どちらかというと「なんとかしないとだめだわ」とソワソワしてしまうという効果の方が、多くの人が感じている部分ではと思います。読み会でシャレで満月生まれの人は興奮体質ですね、といったりしますが、目的を実行する元気のいい人が多いのが満月生まれです。今回の満月は、魚座の太陽・乙女座の月なので、魚座の目的を乙女座の月が受け止めて、実現させようと興奮するという感じになります。乙女座月の興奮は、おれの力を発揮して、その成果をおれがみるべきときが来た!というノリですから、魚座的に混沌とした状態である事柄に、わざわざ目標を定めて、それを解決して、という流れです。だいたい月が土サインのときの満月は、対抗の太陽サインが水サインなので、物事がいろいろ強引だったりします。気持ちの面では、片付かないことを、土サインの合理性で無理やり片付けようとする。だからこの満月で、心理的な別離とか、どっちつかずのまま情の問題で棚上げしたり、結果を出しておかなかったことに、エイッと結論を出すという満月であったかもと思います。乙女の月は、負けを認めないので、あいまいに「いまのところはこんな感じで」と、少し濁した感じで一応の結論を出すというノリだったかもしれません。乙女の視野狭窄具合に比べて、魚の許容性は広すぎるので、わたしはいつもこの時期におこる、乙女月・魚太陽の満月は、少し無理があるよなと感じています。魚の目的を達成させるために、乙女月は必死で枠を少しでも小さくして、一億分の一でもなにか形にしよう、しなければともがくんです。
そしてそんな無理めの満月のあとの夜半からは、東京地方雨や一部雪になりました。煌々と夜空を月が照らせば、感情の興奮は高まります。実は満月は事故や事件が多くなるのは、目的と感情が、実際の手順や手続きを無視して盛り上がるという部分にあります。春にしては冷たい雨が、少し心を覚ましてくれたような気がします。(店長・まつい)