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ずんだ。それは東北発祥の翡翠の如き輝きを発する菓子。
枝豆をつぶして作られたずんだ餡を用いた食物の総称である。
ずんだ餅を初めて食べたのはいつのことだったのか、思いだせない。
ただ、その見た目に驚き、味に喜んだことは忘れられない。
ずんだ。美味しいずんだは出来立てのずんだ。
餅に纏いしずんだは高貴な衣装をまとった貴族のよう。
ずんだ。その見た目は抹茶系菓子に近いが、どこか違う。
ずんだの甘さの奥には豆の味わいが潜んでいる。
ずんだを用いた菓子のバリエーションはかなりのものになっている。
ずんだ餅、ずんだ大福、ずんだ団子、ずんだ羊羹、ずんだ饅頭。
ずんだパフェ、ずんだどら焼き、ずんだケーキ、ずんだシェイク。
東北に留まらないずんだの勢力圏は、今や世界にも届く勢いである。
一地方の名産でありながら、幅広く愛されるずんだ。
手軽に枝豆を楽しめるようになった昨今の流通革命様様である。
ずんだ。ずんだ。美味しいずんだ。
それでも、東北のある地域では各家の味として受け継がれているという。
ずんだの味は母の味。という人が多数いるらしい。
そして、その味は家ごとに差があり、家ごとに守られている。
攻めるずんだと守るずんだ。
どちらもずんだであり、どちらも失われてはいけない。
誰しも心の中にずんだ的な何かを持っているのだから。
あなたの心の中にあるずんだは、一体どんな味なのでしょうか。
そして、どんな形で受け継がれ、引き継いでいくのでしょうか。

(桜田ケイ)