11:00~16:30 山吹海帆 ⇒★
17:00~21:00 天海玉紀 ⇒★

天海先生は18:30~ラストまで空いています。
山吹は余裕ありますが、当日予約のお客様が多いので、11時過ぎたらお店にお電話ください。詳しくはそれぞれの在席時間内にお電話&ご確認いただけると確実です。
ウラナイトナカイ TEL 03-3220-9477

◎ 講座のご案内 ◎

◆ 山吹海帆
9/11,10/9,11/13(日)「トートタロット基礎(第二期)」満席御礼
11/12(土) 「ジオマンシー基礎集中講座(名古屋)」 →★
(東京は調整中)
11/17(木)「数秘術初級講座」(浦安)
11/24(木)「タロット/数秘術実践講座(仮)」(浦安)
日程調整中「ハーブ体験講座」→★
メディカルハーブコーディネーターの立場から正しい、身体に優しいハーブとの付き合い方のお話をします。

◆ 天海玉紀
10/25, 11/08, 11/22「算命学基礎講座」→★ 満席御礼
11/22(火)「しあわせな手のつくり方〜ハンドマッサージ入門」→★ 満員御礼

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先週はドリームダンサー先生にお願いして、お休みいただきました。今週はよろしくお願いします。
週末(22日)には毎年恒例のサーウィンパーティー(ハロウィンの起源と言われるヨーロッパのお祭り)があって、その準備でバタバタしてます。先週、ピンチヒッターを務めていただいた、ドリームダンサー先生も出演が決まりました。まだ、若干の余裕があるので、ご都合つく方は、末広町の1/3Cafe(ワンサードカフェ)までどうぞ。
不思議な物語を語ったり、珍しい占いとか伝統的なハロウィン料理の試食とか、魔女による魔法円の儀式とか神道系の行者さんによる結界構築が見られます。
ちなみに、料理担当です。今夜から仕込みに入ります。

毎年、この時期になると思い出すことがあります。
かなり前の事です。占い師専業になって、それまで二束のわらじを履いてた時のような収入がなかなか得られずに悩み、試行錯誤してた頃がありました。
占い師としての仕事は結構ひまで、毎日のように長文のブログを書いては、他の人のブログを見に行って、どうやったらいい宣伝になるんだろうと考えてました。そんな時、とても複雑な生い立ちと、その後数奇な運命をたどった女性のブログにたどり着きました。彼女の心の叫びは様々な境遇の人たちをブログに呼び寄せ、コメントでの交流が始まっていきました。
一回り以上の歳の離れたご夫婦、不妊治療に悩む主婦、DVの夫から逃げて住居を転々とするシングルマザー、自己破産した元社長、ヤ○ザから足を洗おうとして必死になっている男性、難病指定の病気と闘う女性など、それぞれに色々なものを背負っていたと思います。もし、占い師をやっていなければ、この人たちの心の叫びのつまったコメントを読み切ることは難しかったんじゃないか。そんな重い言葉たちが積み重なってました。なぜ、そのブログに自分が興味を持って、読者になって、コメントまで書いていこうと思ったのか、思い出せないんですが、そのブログのコメント欄ごしの交流は楽しかったし、とても深かったと思います。
ネット上で本気で見ず知らずの人と意見交換したのは、後にも先にもあの時くらいです。

そんな交流が続いていたある時、コメント常連の男性が交通事故に合って、軽いケガをして数日入院することになりました。もちろん、彼はその事をブログにアップして、コメント欄も気遣う内容や、不注意を軽く叱責する内容があふれてました。中には実際にお見舞いに行く人もあって、今度はその人が、病室での彼の様子をブログに上げてました。それくらいに、一つのグループになっていたんだと思います。

その数日後、もうすぐ退院、という記事を最後にブログ更新がぷつり、と切れました。嫌な予感はしたんですが、あまりにのんきなブログの内容と、そのころちょうど占い師としての仕事が軌道にのって忙しくなってきたことで、あまり気にも留めていませんでした。そのうち、元のブログの女性が、病気を患って更新が途絶えがちになり、自然にコメントが減り交流も薄くなっていきました。

それから1か月後。更新が止まっていた男性のブログの更新通知が来ました。

彼は亡くなっていました。入院中に持病の発作を起こしたのが原因だったそうです。更新したのは彼の元彼女。ブログには、元彼女が彼に依頼されてブログを更新した事がつづられていました。
天涯孤独だった彼は、彼女にブログのパスワードと手紙を託したそうです。
その手紙には、ブログで交流のあった人たちに向けて、メッセージが書かれてた。元彼女は、そのメッセージをすべて、ブログに転記して、読めるようにしてくれました。
そこには私宛のメッセージもありました。本当に涙で文字がにじむってあるんだと30歳を過ぎて知りました。
当時、会社員を辞めて本当に正解だったのかと悩んでいた私を励ますような内容でした。

そこから毎年、この時期になると、そのメッセージを読みにブログをアクセスします。もう、誰も書き込んではないけれど、そこに、確かに彼はいた。

Kさん、ありがとう。山吹海帆はまだ占い師がんばってます。