向真希 13時半~17時 当日枠は13時半~17時!
桜田ケイ 15時~20時 当日枠は16時~19時!
5月5日(火)「男占い師祭り」開催!今年のテーマはフルコース!
当日枠に関してはお電話→03-3387-4355←いただけると確実です!
※4月22日スタート!水曜トナカイ「12か月で占い師になる!」講座、残席1!※
※4月29日(祝)14時半~16時半「星とタロットのお茶会」開催!残席1!※
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生ブッセの専門店が表参道にオープンした。ナボナでおなじみの亀谷万年堂が新たに立ち上げたお店である。
開店早々に近くで鑑定のお仕事があったので寄ってみた。ふわふわのブッセ生地にこだわりのクリーム。ホームラン王の貫録十分な美味しさは、ブッセ界に一石を投じるものになるだろう。
近年の「生」ブーム。生ドーナツ生カステラ生キャラメル生チョコレート生バウムクーヘン生クッキー生大福。どれも柔らかな食感と新鮮さを売りにしたもので、目新しさは落ち着き定番化したと言ってもいいものも多い。
とはいえ生ドーナツはドーナツの枠組みに入れていいのか。そもそも焼きドーナツというものもいわゆるドーナツとはかけ離れたものであるし、生カステラや生クッキーは焼けていない感がどうしても付きまとってしまう。
生キャラメルは北海道で牧場経営をしているタレントのおっちゃんの顔が浮かんでしまうし、生チョコレートはロイズの各種どれも美味しい。生大福というものはまだ食べたことはないけれど美味しいことに間違いはないだろう。
最近は「生」さえ付ければ売れる的な風潮があるように感じられる。とはいえ工夫がないものは淘汰されるだろうし、一瞬の目新しさだけで生き残っていけるほど甘くない。甘いものだけど。
そもそも、由緒正しいレアチーズケーキを生チーズケーキと呼び変えて売り出すなんていうのはレアチーズケーキに対して申し訳ない気持ちが沸かないのだろうか。
そして忘れてはいけないのが生菓子。日本には古来から愛され続けている生菓子という文化が根付いている。季節に合わせ、食材や色、形にまで気を配った一粒の奇跡。生菓子という先達によって切り開かれた道をそれぞれの「生」は辿っているにすぎない。
確かにどれも美味しい。だけれども安易に流されてはいけない。「生」を冠することは鮮度のみならず、材料や温度管理まで徹底することができてこそ美味しさが得られることに他ならないのだから。
(桜田ケイ)