本日、月曜日の予定です。
12:00~18:30 三上 牧
18:30~20:30 甘夏 弦
三上、甘夏とものんびりとしております。お気軽にどうぞ!お電話(03-3387-4355)か、メールにてご連絡くださいね。お待ちしております。(甘夏さんは18時過ぎにお店に来ますよ。その前はメールにてご連絡くださいね)
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立春も終わったのに、春らしい雰囲気はないですね!今季最大の寒気がやってくるという天気予報を見て体感温度がぐっと下がりました…そして花粉情報が天気予報に登場しました、憂鬱です、ううう。毎年、この時期はマリエン薬局のアレルギー対策ブレンドというお茶を飲んでしのいでおります。大体1月くらいから飲んでおくと、毎年楽な気がするのでいつも飲むお茶をこれに変えております。
 テレビとか、サイトとか見ていると、いやでも気が付きますがバレンタインデーの季節が近づいてきましたね。あげるよりもらいたいチョコレート(笑)。チョコレートというと、テンパリングを思い出します。手作りチョコを作るからではなくて、これ、タロットカードのテンペランス(節制)という言葉はこのテンパリングからきているのだよとタロットの授業で教わったからです。英語ではtemperingで、「(激しさ)が和らぐこと、穏やかになる」という意味。temperとは、なんか混ぜて均一にするという意味らしく、チョコレートを溶かして冷え固めた状態ではカカオバターの粒がバラバラなのでそれを一回とかし同じ温度にして、再結晶させ粒を均一にし、よりなめらかな品質の高い状態にする作業がこの「テンパリング」。テンペランスが節制なのは、刺激や気持ちの起伏を押さえて穏やかな状態だから、お酒(欲を抑える)や節度(やり過ぎない)という意味なんでしょうねえ。ちなみに、temperamentだと、人間の「気質(動物の集団が先天的にもっている刺激などに反応する行動特性)」という意味もあるようで、【中世の「体質:4種類の体液の割合によって決まるとされた個人の気質】ということが英辞郎に書いてありました。4つの気質って4つのエレメントに対応しているとなると、違うモノを混ぜ合わせることによって安定した状態にする⇒違うモノを作り出す⇒錬金術ぽいですし、節制のカードが錬金術師というのはなるほどですよね。わたしにとって節制のカードの意味がより身近に感じになりました。あ、ちなみに「ユーモア」という言葉も【(古代から中世の)体液:blood, phlegm, yellow bile, black bileの四つの体液を指し、この割合により人間の気質や健康状態が規定されると考えられた】と英辞郎に載っていましたよ。「ユーモア」は多分ギリシャ語の「フモール(ヒポクラテスの言った言葉で「体液」という意味)」から派生しているらしいのでギリシャ語系だろうし、テンパリングは英語だしラテン語派生ぽいかなとか、語源がちょっと違うんでしょうねえ。古代ギリシャの哲学の授業の時にラテン語とギリシャ語の説明を時々先生がしてくれたので言葉の語源とかものすごい興味が湧いているこの頃です。気を抜くと、文化って言葉のイメージを勝手に曲げますからねえ。昔はいい意味でも今は悪い意味とか、前はダメだったのに今は褒め言葉とか、言葉は時代を加味した平均的な意味+その人の印象で解釈するもの。大事な言葉を伝える時、伝えられた時は丁寧に扱いたいですね。Happy Valentine’s Day!(みかみまき)