日食新月
10:00〜12:00 まつい読み会
12:30〜20:00 まついなつき
本日は、さそり座で新月です。今回の新月は日食になっていて、影響がいつもの新月よりも少し長く続きます。普段の新月だとここで狙いを定めて2週間後の満月に達成すると言う2週間位のリズムということがあると思うのですが、日食の新月で、しかも影響が長いということは、いつも通りの新月とは少し違うノリを考えた方がいいかもしれません。日食と言うことは、狙いやテーマの象徴である太陽が、日常や癖など個人的な感情のシンボルである月の影に少し隠れてしまうということです。本来の新月のシンボルは、目的に自分の日常をコツコツと積み重ねていって達成するということを表しています。太陽に月が重なり、そのテーマのために自分の日常を変えていくというのが普段の新月の願いです。月は無自覚無意識なので、太陽のテーマをいっぱいに浴びた月は、そのあとの2週間程度は、無自覚に太陽の目的に合わせた心理状態で過ごすことになります。そして知らず知らずのうちに目的に達成する。そして月が欠けて行く次の新月までの残りの2週間、手にしたものを環境の中に放出し整理して、まっさらな状態で次の新月を迎える、このようなリズムになっています。
日食の新月ということが、本人のもともと持っている日常の感覚や癖がそのまま目的に反映してしまうということです。月と言うのは特に成長はしません。あるがものを、あるがままにと言えば聞こえが良いですが、感情や情感を垂れ流し環境の求めるものに合わせていくと言うことができないので、そこには成長もなく、小さな子供のままのわがままを社会の中に放置しておくと言うノリになります。厳密に言えば、個人のお願いがそのまま叶うと言うのは新月の願いの意味ではありません。もともとは大きな魂の塊であった私たちが個人というものにちぎれちぎれになって地上に降りてきて、個人として修行を行う、つまり1つのちぎれた魂として、他の~魂たちに何ができるのか貢献できるのかということもやり取りしていく、そしてお互いが成長しあっていくそのようなことを多分しているのだと思います。今回の日食新月は、私は何も狙わないのがいいと思います。どちらにしろ、の崇高な願のプログラムも私たちが感知できないし、したところでそれを遂行できるほど清らかでもなく聖人でもない。何も願わずに普段通りにしておくと良いのではないでしょうか。新月のそばには、水星と土星もあります。水星と土星の組み合わせは技術を形にすること、技能として世間のパターンに役立つようにしていくことです。うっかりと個人的な願い事をしてしまうと、自分の技術と技能の足りなさに悶え苦しむ羽目になる。それよりは長い影響があり、しかもさそり座で起こる新月なので本当に本当に深く長く食い込むような強い影響を及ぼしてくるので、このさそり座の新月が皆さんの何ハウス、つまり皆さん個人個人の、どの現場に影響を及ぼしてくるのかをしっかり把握しておいた方が良いのではないでしょうか。その場所で自分の我欲が、何かを長い時間をかけて生成しようとしているのだなあと、しみじみ把握する、その痛みを静かに見つめるということが大切だと思います。長めの影響があると言うことが今すぐ何かになるということではありません。ただ自分の痛みの意味とありかを認識しておくのが良いでしょう。ネイタルの天体とアスペクトで結ばれている場合は、長い時間をかけてある程度の犠牲を払ってでも、何かを成し遂げたい場所だと言うことです。長い時間をかけてでも成し遂げるために、月つまり自分の日常の繰り返し、感情のあり方を見直してみる、そのような影響が強いのではないでしょうか。でもでもだってが個人的な言い訳だとしたら、でもでもだってと言い訳をしながら自分の目標が達達成できることはない、日食新月はその辺を明らかにする感じです。(店長・まつい)