蠍、部活やめないってよ
12:00~17:00 向真希さん
17:00~20:00 まついなつき
本日水曜日は、いつものように向さんと…すいません!桜田くんがアイスランドにオーロラ見物に行ってしまったので、まついが本日遅番のピンチヒッターです。まついでごめんなさい、まついですいません。人生、旅するために生きているような占い師が、トナカイに何人も集まってくるのは、店長の木星が射手だからですか(しつこい)。旅といえば、旅のエッセイ本を何冊も出版している向さんの占い師氏としての本日の予約状況はこちらをごらんください→ 

日記はしつこく昨日の続きだよ。初級の生徒さんたちや読み会のみなさんたちが口々に「アスペクト難しい」言いますので、まだ説明続けます。昨日のサイン矛盾は、90度スクエアというアスペクトです。90度のアスペクトの意味は矛盾なので、月の意味と木星の意味それぞれの意味をしっかりつかめば、自然に矛盾が見えてくるはずです。(ではこの矛盾をどうしたらいいの?という話ができないくらいなら、解釈は最初からしないほうがいいくらい、90度にははっきりとした矛盾が現れます)矛盾したふたつの要素を組み合わせて、出てくる具体的方策がなにかがあれば、いいのですが、それは絵に描いた餅っぽくて無理そうということであれば、場面的や時期的に、矛盾したことを交互に出していくという方法を考えるのが一般的です。
たとえば月乙女と木星射手の矛盾なら結婚しても一緒に住まないとか、相手が外国航路の船に乗るような仕事で2年~3年に一度くらいしか顔合わさないとかなら問題ない。月牡牛と木星獅子も、自室&ヒミツの預金を確保した状態で、遊ぶときだけ誘い合うみたいなパートナーシップなら、うまくいきそうです。つまり世間一般的にいう「結婚」の状態を求めなければいいだけですね。矛盾したアスペクトをしっかり読むと、比重とか優先順位をみないと役に立つ話が出てこないという場合もあります。どちらかを選ばなくてはならないどっちを選ぶの?という話ですね。たまたまなんですが、わたしはアセンダント蟹なので、迷ったときは支配星の月の方を選びます。ミズマチさんはアセンダント射手なので、迷ったときは支配星の木星の方を選ぶといいのですという簡単な判別が、もし使えるなら使ってもいいのではと思います。さらにはずせないのは太陽、つまりプライドの問題ですよね。太陽を裏切る選択すると命が縮む気がします。ミズマチさんはタロットを引くと「太陽」(のびのびと矛盾に対する気苦労を捨てて、気楽に考えようという意味)カードが頻発しているそうですが、占星術の太陽とタロットの太陽は違うものではあるのですが、「のびのびと不安なく伸びる」という意味では同じなので、あえてインスピレーションとしてひっぱってくると、ミズマチさんの太陽は、月と同じ牡牛なので、アセンダントの支配星である木星の方を重視すると、スクエア関係の太陽は、加重でげんなりしてしてしまう、これはまちがいないです。結婚すると女の人は、自分のホロスコープ上の太陽をパートナーである夫に預けるわけですが、牡牛太陽は人に預けるというのは苦手なので、自分で満たす方を選ぶ方がたぶんラク。学生や若い頃ならいざ知らず、自分で仕事してきたキャリアがあるならそれを少しでもあきらめるという気持ちにはなりそうにありません。でもそれをそういうふうに感じてしまう限り、パートナーを得たり、結婚するというのはむずかしい。こういう人生にしようという部分をある程度、相手にゆだねる隙を作らなくてはならない。太陽を少し隠すんですね。牡牛太陽で早くに結婚した友人は、結婚の決断は「長く友達だったし、相手の経済的基盤もきちんとしているから、ときめかないけど、まあいいや」でした。本人も働いていたのだけど、それをやめて家にいろともいわれなかったので、なにも手放す必要はなかったというのも大きかったのかもしれません。「太陽」のカードがまた出た、うぎゃーとミズマチさんは、騒いでますけれど、この90度の矛盾もうまく結びつける、というのは、牡牛の太陽のためにあるんじゃないの?とわたしは思うよ。パートナーを得るというのは、増える一方だ、なにも今ある状態をあきらめることはない(一時的に片目をつぶる必要はあるにせよ)、という考え方を正々堂々とできるのが、牡牛太陽の基本性質なんではないの?たぶんお客さんとか生徒さんたちには、こういう説明を普通にしているミズマチさんなんだけど、まあ勉強のサンプルとして、自分の感情や感覚を押し付ける一方の蟹太陽まついが解説してみました。うーむ、蠍が土星に滞在していると、蟹おばさんは、結論にむけてしゃべりたくなるね。
ちなみにアスペクト理解解釈は、この3日間でやってみたように、個別にサイン・天体のパーツ理解を徹底するほか近道はないよ。むしろパーツ理解すれば、自然に読めます。くりかえしくりかえしパーツ理解の練習と理解のための思考に戻ってください。プロも全員そうです。年輪みたいに理解が太るので、止まることはないのよ、パーツ練習。そして占星術をやっている人間としては、サインの話が一番楽しい。(店長・まつい)