天秤座は優柔不断ではありません
12:00~17:00 日下ゆにさん 
15:00~20:00 ミズマチユミコさん 
11月8日のお店日記にかきかけた天秤座のお話を本日やっと書きますね。ツイッターで太陽天秤の三上牧さんが「天秤が優柔不断ではないです」と書き込んでいて、「そうね、天秤は活動宮なので即決してますよね」というリプを返しました。相手や環境に合わせて、どんどん即決していくので、「自分の考えがない、優柔不断」というように他人からはみえるのかも、という流れに続きました。天秤の意識の中では「ちゃんと自分で判断している」、しかし周囲からは「また相手まかせにしていて主体がない」と見られてしまう。こういうずれがあると思います。例えば複数人数で、ランチにいくと、なんとなく他の人が何をたのむのか観察します。お決まりのセットメニューであれば、好きなものを即決するのですが、たとえば他の人全員がすぐに出てくるカレーを注文し、天秤さんが即決したグラタンがお店の人に、少々時間がかかりますが、といわれたら「ではカレーに替えてください」と即決します。ここで、柔軟の場合は「えーどうしょうかな?」とか一拍迷う。迷うと誰かが「時間は気にしないで、好きなもの食べなよ」「そうだよ、初心貫徹だよ」とか押してもらえれば、そのままグラタンです。天秤も、誰か一人でも「時間かかってもいい!わたしはグラタンにする」という人が一人でもいれば、その人を浮かせないために、グラタンのままだったりしますね。かなり臨機応変に、その場の空気を読んで決定していく。結果として前言撤回になったり、あっちとこっちでいっていることが違ったりもするのです。天秤サインは平和を愛しているので、プライベートに関して、この性質を発揮するのえあれば、雰囲気がギスギスしないし、和やかな感じでほんとにいいですよね。けれどビジネスのシーンでは、逆にこの性質が混乱を招くこともあります。決定権を行使せず、周囲にあわせて動くという柔軟サインであれば、周囲の決定がない限りは動かないので問題ないのですが、天秤は決定する性質があるので、最初の話から、どんどんずれていって軸が動いていくということがよくあるのです。よかれと思ってする決断が、いろんな人のいろんな意見に合わせて、そのつどされていくので、その場その場は和やかに話は進行するのですが、全体を俯瞰で見たり時間経過の結論まで見ていくと、逆に混乱していたりするんですよね。この性質に一番ついていけないのが、180度の牡羊サインと、90度の蟹サインです。「そんな人の意見や顔色で決めていても、らちあかん!自分がやりたいようにやらないことには一歩も前に進まんよ?」とお手本になるべく、やりたいほうだいを見せてくれるのが牡羊サイン(でもすぐ忘れる)、「そんな人の意見や顔色で決めていても、らちあかん!あんた自身はいったいどうしたいのよ?それを貫けよ!」と天秤の気持ちに土足で踏み込んで指導しようとするのが蟹サイン(やはりすぐ忘れるけど)だいたいバトルモードになるのは、天秤・蟹の間柄ですが、天秤のほうが「すんません」とすぐに謝るので、たいした問題にはなりません。天秤は「蟹さんこわいし、近づくと問題おきそうだから、ちょっと距離おこう」というかたちになるだけです。山羊90度は、それを眺めて自分の利・組織の利に結実するためには、自分がどうふるまえばいいかなとおとなしくその様子を観察していたりします。基本、山羊最強ですが、牡羊が常に意外な行動で虚をついてくるので、心理上のシステムの中の非常口とか突破口に使えるような位置に常に配置しているはずです。で、まちがえないでいただきたいのは、これらはあくまでもサインの性質であって、特定の個人の性質ではないわけです。特定の個人の性質は、いくつもの要素が複雑にからみあっています。その複雑な個人を読み取るためのパーツのひとつとして、サインの性質を考える、これが占星術ですよ。わたしたちは仕事でもプライベートでも、誰か特定の個人や個性とかかわるときは、お互い部分同士をみせあうことしかしません。自分自身でも自分の全体像全ては完全にわからない。ただひとつの部分的な特徴として、太陽が何々サインだから、こういうシーンではこんな感じという話は、そういう意味でそれなりにはできるのです。天秤座・優柔不断説」を、それは違うのでなんとかしたいと三上さんは書いていたけれど、あれはやはり優柔不断風に見えてしまうシーン多いと思うよ。めがねはかけているんだけど、伊達めがねです、みたいな。このおしゃれめがね野郎!ほんとは裸眼でちゃんと見えているくせに、という程度。まあいいじゃない。(店長・まつい)