桜田ケイ １３時～２０時 タロット盆祭り！
１３時～１５時 １）タロット読み会・早い時間の部
１５時半～１７時半 ２）ケルト十字の片寄った読解練習
１８時～２０時 ３）タロット読み会・遅い時間の部
それぞれ空きはあると思われます。
料金はそれぞれ４千円です。
当日の申込みについては、お電話→０３－３３８７－４３５５←いただけると確実です！
※向真希先生は１３日お休みです！
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杏仁豆腐は不思議なデザートである。
元々は薬膳料理で、杏の種の中にある仁というものを粉末にして苦みを消すために甘味をつけて食べやすくした料理が杏仁豆腐だったのらしいですが、日本人にとって杏仁豆腐といえばアーモンド風味の甘くて白くて柔らかい寒天的なデザートが真っ先に思い浮かぶのではないでしょうか。
透明なシロップの中にひし形にカットされた杏仁豆腐が浮かび、その周りを桃やブドウやパインなど様々なフルーツが彩りを添える。最近はプリンのように大きくまとまった形の杏仁豆腐も珍しくないけれど、杏仁豆腐のスタンダードはひし形カットに他なりません。
学生時代、乗船実習の差し入れの中に一斗缶杏仁豆腐がありました。缶いっぱいのシロップに浮かぶ杏仁豆腐。食べても食べても杏仁豆腐。飲んでも飲んでもシロップは尽きなかったのを懐かしく思い出しました。
杏の種を使って作られていた杏仁豆腐がどうしてアーモンドエッセンスを使って作られるようになったのか。
諸説あるようですが、元の杏仁とアーモンドが同じような香りであるというのが最も有力です。また、アーモンドの中国語訳が杏仁となっているのも問題を複雑にするのに一役買っているようです。
牛乳とアーモンドエッセンスで作られる杏仁豆腐。杏も豆も使っていないのに杏仁豆腐。その名に縛られず自由なスタイルを求め、どんなにその名から外れようとも今の地位を築いた杏仁豆腐。
人は誰でも自分の名や立場にとらわれてしまい、視野が狭くなってしまいがちです。甘く冷ややかな杏仁豆腐は自らの立場を自らの味ひとつでつかみ取った稀有な存在。毎日が息苦しく感じられる時は、杏仁豆腐のように既存の枠から思い切って飛び出してみてはいかがでしょうか。
