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5月3日:タロットでポーカー
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とろける。その言葉が冠された甘味は世に数あれど、このところ自分を虜にしているとろける甘味は、パンナコッタです。
イタリア語で生クリームを意味するパンナ、煮るを意味するコッタ。ふたつが合わさったパンナコッタは生クリームを煮たもの。という美味しさの固まりのような食べ物なのです。
製法は生クリームを牛乳と砂糖と一緒に煮てゼラチンで固める。とあるウェブページの説明を見ると、数か所に高カロリーの記載があるものの、その食べやすさは他の甘味の追随を許さないのではないでしょうか。
日本では1990年代から一般的になったと言われているパンナコッタ。その中でも現在わりとお手軽に入手できるのが、「栗原さんちのおすそわけ・とろけるパンナコッタ・ほろにがカラメルソース」です。
付属のカラメルソースをかけ、スプーンですくって一口食べると、本当にとろけるのです。とろけるのです。そして口に広がる甘さ、後を追うようにカラメルソースのほんのりとした苦み。気が付くと幸福な後味を残し消えてゆくパンナコッタ。完成度はとても高いです。まだ食べたことがない方がいましたら、是非お買い求めください。コンビニなどでも販売しているはずです。
とろける。なんとも素晴らしい甘味を褒めたたえる言葉。口に入れた際の食感のみならず、心が奪われる、心が安らぐという意味合いも持っています。
そう。とろけるような甘味は、人の心にまで影響を与えているのです。漢字で書くと蕩ける。あるところでは萌えの一段上をいく言葉として蕩れという使われ方をされているとか。
とろける甘味には様々な種類があります。今回ご紹介したパンナコッタは氷山の一角です。この世界に星の数ほどあるとろける甘味達。それらはありとあらゆるところで人の心をとろけさせています。
味覚というひとつの体験が人格にまで影響を及ぼす「とろけ」。とろけた状態で腹を立てる人はいません。とろけた状態でふさぎこむ人はいません。
感情の振幅が大きく落ち着かない時に、とろける甘味を一口食べてみましょう。そうするだけで、人と人はもっと優しく柔らかく触れ合うことができるはずです。
(桜田ケイ)