向真希 12時~17時 鑑定枠はご予約満席です。当日枠は15時半~17時です。
桜田ケイ 15時~20時 夕方ぐらいからはわりとのんびり座ってます
当日枠に関してはお電話→03-3387-4355←いただけると確実です!
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子供のころ、名前だけ本などで読んでものすごく美味しそうだと思ったのに、実際に食べた時にいまいち感動しなかったお菓子の代表格が、マシュマロでした。
マシュマロ。調べてみたら元はウスベニタチアオイという植物の根をすりつぶして甘味を加えたキャンディ的なお菓子だったのですが、現在ではメレンゲを使った甘くてふわふわしたお菓子になっています。
ウスベニタチアオイの英語名がマシュマロ、フランス語名がギモーヴということで、今や使われていない原材料のウスベニタチアオイの名前だけ残っているという状態のようです。
ただ買って食べるだけだとインパクトがいまいち弱いマシュマロ。そのマシュマロにスポットライトが当たるのはキャンプやバーベキューなどアウトドアで炭火を使う時です。
串の先にマシュマロを刺して、炭火でこげないようにじっくり炙れば、あたりには甘い香りが漂います。純白のマシュマロ肌がうっすらと褐色に染まったら食べ時。そのまま食べても美味しいけれど、片面にチョコレートが塗られたビスケットではさんで串から抜いて食べてみましょう。
とろとろに変化したマシュマロとその熱で少しだけ溶けたチョコレート、それを包み込むビスケットの歯ごたえ。3つが混然一体となり、口にひろがります。熱いのでやけどには注意。
アウトドアのデザートとして最高の甘味の姿がそこにあります。袋からつまんで食べた時にがっかりしたマシュマロと同じものとは思えないほどの美味しさなのです。食後のひととき、のんびりと炭火を囲み家族や友人、恋人と語らいながら炙るマシュマロ。他のデザートには無いアウトドアという特別な場でこそ輝きを見せる食べ物です。
まだまだ寒いこの時期であれば、屋内の火鉢などで炙るのも一興ですが、やはり美味しいのは大自然の中で食べる炙りマシュマロ。
ただ買ってそのまま食べるだけでは味わえないあの味。まだ試したことがない人は是非今年こそ試してみましょう。マシュマロを見る目が変わること請け合いです。
冬の盛りは過ぎたとはいえ寒い日々が続いています。そんな時だからこそまだ見ぬ春を思い描き、緑に囲まれてマシュマロを炙る自分を想像してみてはいかがでしょうか。
そう考えるだけで今年の楽しみがひとつ増えるのです。ちょっとした楽しみを積み重ねることで、前進するためのエネルギーが沸いてきます。
何の希望もなく春を待つのはもったいないことです。季節に合わせた美味しいもの、甘いものを楽しみに待ちわびつつ、一歩ずつ前に進んでいきましょう。
いろんな楽しいことを思い描いているうちに、日々のネガティブな感情は吹き飛び、春が訪れるのです。
(桜田ケイ)