１０月９日パフェ

１２時～１７時【向真希】
１５時～２０時【桜田ケイ】

向真希：本日のご予約枠は満席です！ありがとうございます！

※１０月２３日１０時～１２時・向真希「ホロスコープ読み基本練習講座」開講！詳しくは上のリンクより。

当日枠に関しては電話→０３－３３８７－４３５５←いただけると確実です！

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パフェは、特別なデザートです。チョコレートパフェ、フルーツパフェ、抹茶パフェ、プリンパフェ。

美味しいものにパフェという言葉が続くだけで、幸せな何かがそこに生まれます。

パフェ、その言葉の意味はフランス語のparfait。「完璧」を意味するデザート。

器に飾られたクリームやフルーツ、チョコレートが奏でるハーモニーは老若男女に愛される、まさに完璧な食べ物といっても過言ではありません。

しかし、昔の自分はそのパフェに対してひとつの不満を感じていました。

それは一般的なパフェグラスとパフェスプーンの組み合わせによって生じる、食べ終わり間際の悲劇です。

ご存知のようにパフェグラスは逆さ円錐状の器で、下にいくにしたがって細くなっています。また、パフェスプーンはパフェグラスの奥深くまで届くよう、柄が長くなっています。

もちろんパフェグラスはパフェには欠かせない器ですし、パフェスプーンはパフェを食べるために最適な食器です。

ところが、パフェの食べ終わり。パフェグラスの一番底にパフェスプーンが届かないことが多々あるのです。

というよりも、一般的なパフェグラスの底にはパフェスプーンが届かないような構造になっています。

つまり、最後までパフェを完全に食べることは、事実上困難なのです。

その不満感は幼少のころより抱き続けていて、いじきたなくも容器を斜めにしてすくったりしたこともありました。

しかし、高校を出たころに、ある考えが頭をよぎりました。

「パフェグラスはあえてあの形状をしていて、パフェスプーンで最後まで食べきれないようになっているのではないか」

つまり、完璧という名をつけられたデザートであるパフェは、最後に少し残ることによってある意味完成する。ということです。

グラスに残ったほんの少しのパフェは、ワイン樽における天使の取り分のように、おそらくパフェの神様的な何かの取り分である。と。

皆さんもパフェを食べる時は、最後に少し意識してみましょう。

あなたのパフェグラスの底にも、きっとパフェの神様への取り分がそっと残されているはずです。