12時※~17時 【向 真希】
15時~20時 【桜田 ケイ】
※台風の状況によってはオープンが遅くなります。
向・桜田ともども、当日鑑定&お試しタロットのみ!
警報や注意報、交通情報などをご確認しつつお越しください。
当日枠に関してはお電話→03-3387-4355←いただけると確実です!
※向真希:10月23日10時~12時・「ホロスコープ読み基本練習講座」開講!詳しくは上のリンクより。
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今日は台風が直撃するとかで、今現在の天気予報は雨。とはいえ昼過ぎには傘マークは消えています。
ぐるぐると廻る台風。天気図を見て思い浮かぶのは、一世を風靡した「シナモンロール」ですね。
ブームの火付け役だったチェーンは一度撤退しましたが、昨年11月六本木に再びオープンしたようです。
初めて食べた時は感動しました。あの甘さ。そして甘さとシナモンの風味。べとつく指も気にならないぐらい、一気に食べきりました。
ところがそれから10年ほどで、その全ての店舗は撤退してしまいました。日本でシナモンロールの専門店が定着しなかった一因として、高カロリーすぎるが故に女性受けが良くなかったというお話を後に聞きました。
あの手にしっとりとくる触感と食べた時のとろけるような食感。そして甘味の奥で複雑に絡み合う香り。どれも人々を魅了するには十分すぎる破壊力を持っています。
調べてみると某ハンバーガーチェーンのパン3枚肉2枚のあの大きなハンバーガーよりずっと高カロリーなようですね。
そう思い返してみると「あの」シナモンロールは、少し特別すぎたのではないでしょうか。ひとつ食べるだけで夕飯並みのカロリー摂取が可能な上、五感の全てを甘さで包み込む。それはまさに傾国のデザート。
大型の台風は甚大な被害を生み出します。それと同じように形も味も中身も大きすぎるデザートはひとりで受け止めるには重すぎたのかもしれません。
あの当時のシナモンロールは人々の暮らしの中に一気に広がっていきました。もろ手を挙げて歓迎する気持ちの裏では警鐘が響きました。「これは本当にひとりで毎日食べてもいいデザートなの?」と。
台風が日々やってこないように、大きなシナモンロールは日本の日常で定番となるには強すぎたのです。
しかし再び来日したあのお店は、新たな戦略を携えてやってきました。そう。ミニサイズの登場です。これで日々の暮らしとの両立が可能になったにちがいないのです。
六本木に行く機会があったら食べてみます。出来たてのシナモンロールって、本当に美味しいんですよね。
(桜田ケイ)