向真希 13時~17時 ご予約枠は満席です!(当日枠は15時~16時です)
桜田ケイ 15時~20時 不連続タロット講座日!16時半~当日枠です!
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カルピスの歴史をひも解くと、大正時代にまでさかのぼります。発売は大正8年の七夕。実に100年近くも販売が続いている日本の乳酸菌飲料の先駆けたる飲み物です。
現在は「カラダにピース」というキャッチコピーが付いていますが、最も長く愛されてきたキャッチコピーは「初恋の味」。
コンビニやスーパーには飲みやすい濃度に希釈されたカルピスウォーターやカルピスソーダなどが売られ、手軽に入手できるようになってきましたが、その美味しさは原液を自ら希釈して望みの濃度に作って飲む時にこそ真価を発揮するのではないでしょうか。
家によって違うカルピスの濃度。その濃さは同じ飲み物とは思えないほど味わいのバリエーションを生み出します。カルピスの味は各家庭の思い出の味なので、好みの濃さも人それぞれ千差万別。やたらと濃いのを好む人から水のように薄いのを好む人まで幅広い。中には原液のままちびちびと舐めるように飲むのを好む人までいます。自分は少し濃いめが好きです。
そのように、カルピスの濃さによって人の個性や性格を垣間見ることができるのです。
つまり、結局はどんなに濃くても薄くても、カルピスの原液が少しでも入っていれば、その液体はカルピスと呼称しても問題はない。ということになります。
長い年月をかけて育まれたカルピス文化。飲まれたカルピスは莫大な量にのぼるだろうし、流されたカルピスの量も少なくは無いはずです。つまり今やこの世界中の水はものすごく希釈されたカルピスといっても間違いないでしょう。
味も色も感じられなくても、全ての水はカルピスである。カルピスは川を流れ海に行きつき、地に染み込み空に登り雲を作り薄い薄いカルピスは雨となり再び地に舞い戻る。
人々の体を構成する水分もカルピスであり、この世界にある全ての液体はカルピスである。つまり、世界中の水分あるところ全てが、初恋の味に満ちているということになります。
甘酸っぱく懐かしい初恋の味。忘れてしまった人もこれからの人も今まさにの人も、覚えていてほしい。あなたの中にも初恋が染み込んでいるのです。あなたを構成する水分は初恋の味なのです。
世界は初恋に満ちていて、あなたの中にも初恋が詰まっています。そして、大正時代に込められた初恋への思いが現在は平和への思いへとつながり、その連鎖はこれからも途切れることなく巡り続けていくことでしょう。