11:00〜16:30 マダム八江
17:00〜21:00 まるごとmaru
当日の空き状況は、占い師滞在時間に直接お店へお電話ください。03-3220-9477
10分タロットからお気軽にお立ち寄りくださいませ! お待ちしております。
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マダム八江/イベント 占い午餐会と土星吟行
3月27日火曜日の11時から富士塚で土星の吟行を行い、その後移動し、広い庭園の見える歴史ある会場で午餐を喫し、読書会、パスワーキングを行います。数名ご参加いただくことが決まっております。少人数で行う予定なのであと2名ほど募集いたします。占い師志望の方もいらっしゃるので鑑定で役立つことも交えて行いたいと考えております。桜が咲いていればお花見もできます。会費は1000円です。(別途食事代約1200円+交通費は各自でお支払いくださいませ。)時間は2〜3時間を予定しております。集合場所は千駄ヶ谷駅の近くです。お問い合わせはこちらからどうぞ。
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三月になりましたね。太陰暦でも新年を迎えて、3月21日には春分。西洋占星術でも新年を迎えます。今日は気温もぐんと高く、春の嵐。
今年の干支は戊戌ですね。戊という字はマサカリやホコに似た武器を描いた象形文字に由来しています。このホコが重なり土と関係する干支を見ていると土星と鎌を思い出します。
土星のサターンという名前は、もともと農耕神であるサートゥルヌスを由来としていて、天文学の土星のシンボルはサートゥルヌスが持っている鎌を表しています。サートゥルヌスはクロノスと混同され、ヨーロッパでは時の象徴として砂時計を持つ老人の姿や大鎌で穀物(命)を刈り取る姿で描かれます。やがて死神イメージと重なってだいぶ恐ろしくなってきましたが、怖いといって隠れ蓑にして、本当に人間が恐れているのは自分の怠惰なのかもしれないなと思うこの頃です。
古代ではサートゥルヌスのお祭りは12 月に行われいて、それがクリスマスと結びついたという説もあります。このあたりで、サートゥルヌスはその他の神話と結びついていったのでしょう。土星の由来が農耕神の名であることを考えると、タロットのペンタクルスの絵柄は、農作物や品物を作る努力や時間を示唆する部分が多くあり、連想されます。ペンタクルスは、人が社会で役立つ力を得る道程を描いています。土星も同じような作用があります。そして、無理や不正をしているとそれを暴きます。バブル崩壊は山羊土星で起こりました。今年は仮想通貨の弱さが明るみに出て、同時期に株や為替が下落しました。これらは山羊座土星らしいように感じました。もうしばらくして、土星と冥王星が近づくと、アスペクトによっては器用に自分で目くらまししていた鍍金が剝げて、金無垢だけ残ることになると思います。
戊はその名の通り陽の土で、山岳の土や堤防の土にも例えられます。固く乾いた土です。戌も陽支の土です。これらは適当な湿り気があれば、万物を繁茂させる源になります。
最近、揺るぎない大地(信念や人生哲学)のようなものを自分のこれまでの人生から見つける方を鑑定でよく見かけます。土星が山羊座に入ってから、これまでなんとなく惰性で行なっていたことを見直して、自分の中の余計なものを振るい落とし、シンプルな、自分なりの人生哲学の端緒をつかんで歩き出された方が多いです。
昔、紫微斗数の鑑定を受けた時に四柱推命の五行の流れもみていただきました。偏りがあったので、何色の何を持ったらいいとか、どんなものを食べたらいいなどのアドバイスをいただき、自分でも紫微斗数や四柱推命を学んで実践してみましたが、何も変わりませんでした。何か違うという違和感が残りました。結局、自分の頭で事実を合理的に理解することを放棄すると単なる楽しい占い遊びになります。その後、色は似合うものを楽しく試行錯誤しながら好きな色を身につければよく、食べ物はバランスよく美味しく食べたらいいという結論に至りました。西洋占星術でも言えることですが、偏りはその人の武器にもなるので、そのことをことさらにダメだと思うことはないと思います。それは見方を変えれば長所でもあります。それも上手く利用して、自分が進みたい方向を邪魔する意固地な自分の考えを丁寧に発見して、(結局は自分が邪魔していることが多いです)その考えが事実に即しているか、論理的かをよく検討して、新しい考えのもと前に進めばいいと思います。
電話占いで聞かれることの中に「付き合って間もない彼氏がいます。彼は私のことをとても好きな様子です。私はあまり夢中ではありません。彼の昔の彼女が気になります。彼は私の運命の人でしょうか?」というような質問があります。こういう時、タロット占いで質問者の心の様子を見ると「自分は何もしたくありません。でも相手からはチヤホヤされたいです。でも、彼よりもっといい人が現れたらいいなとも思っています。」という内容が出ることもあります。おそらく、こういう方は、もっといい人がいるかもしれないと思いながら、そのうちに結婚して、いつまでも納得することはないかもしれません。人によっては占いでアドバイスされたことをそのまま実践してもその場しのぎの気休めにしかならないと思います。運命の人かどうかは自分が決意することで、相性がいいから全て上手くいくわけでもありません。自分で心から決意をしないと、少しのことで揺らいでしまうでしょう。そこを他人に任せて、自分で決断せず楽をしてしまうと、結局のところ納得できず、中途半端になり、欲求不満が募る場合が多いです。占いは、ヒントやアドバイスを授けてくれるツールとしては優秀です。それは自分が論理的に感情や出来事を判断できるようになる視点を授けてくれるということでもあります。占いは真摯な占い師と相談者が謙虚な姿勢で臨めば、魔法の鏡になってくれますが、怠惰な姿勢で臨めばただの都合の良い鏡になります。占いは自分を映す鏡のようなものです。
3月27日にお花見や茶話会のようなものを行います。
占いは象徴学とも言えるかもしれません。何かの雛形から徴を読み取ります。上記の告知で富士塚での吟行と書きました。ご存知の方が多いとは思いますが、富士塚というのは、富士信仰に基づき富士山を模したものです。このような考え方はタロットや他の占いにも似ていると思います。富士塚を富士山と見立てて吟じましょう。占い師は言葉によって、言葉にできないようなことも伝えなくてならない仕事です。このような言葉と感覚に集中する経験が鑑定する上で役立つと感じております。
その後、タロットでパスワーキングも行います。自分の中の山、こだわりとかではない、柔軟で少しのことでは揺るがないシンプルな人生哲学を問いかけてイメージの世界から掬い上げてみましょう。
鑑定は経験と感情の交流が重要な要素となっている面もあります。エンカウンター・エクササイズをみんなで行って感情や考えを素直に出すウォーミングアップをしてから楽しく行いたいです。そのため簡単なアンケートのような事前の宿題があります。また、読書会の本は「自分が好きな占いの本」です。役立った本でもいいので、みんなにどこがどういう風に好きか、どのように役立ったか紹介してみてください。
皆様にお目文字叶いますこと、とても楽しみにしております。
(マダム八江)