「阿佐ヶ谷に釣り堀がある」と聞いたのですが… 本当かな?そんなことってあるわけ?半信半疑でした。しかしながらなにごとも百聞は一見に如かず。実際に探して訪ねて参りました。
JR阿佐ヶ谷駅南口を出たら、駅を背にバスロータリー右側の道を徒歩3分。ずらりと並ぶ飲食店街が途切れて住宅街に変わったあたりに、突如として「つり堀」の看板が現れます。釣り堀「寿々木園(すずきえん)」は、なんと1924年(大正13年)創業の老舗で歴史があり、平成4年までは現在の3倍の広さ、現在の金魚と鯉の池だけでなく、ヘラブナの池もあったそうです。
釣り好きや、地元の方々には有名な場所だとのこと。シルバーウィーク連休の最終日ということもあり、池をぐるっと囲んでたくさんの人たちが釣竿を垂れていました。親子連れ、おひとりさま(男性女性どちらも)、若いカップル、老いも若きもそれぞれに静かに水面を見つめています。タバコ吸ってる人、ぼんやりしている人、釣れないよ〜!と嘆く人。いろいろです。周囲はマンションやビルに囲まれているのに、ここだけはぽっかりと空が広くて、時間の流れがゆっくりしています。
料金は1時間600円で、竿と餌込み。30分毎延長可能。鯉は釣るだけ。金魚は釣れた中から3匹持ち帰りOK。さらになんと、池に放されている金魚は和金(金魚すくいの定番)だけでなく、リュウキン、オランダシシガシラ、アズマニシキ、ランチュウなどの珍しくて高価な超!高級金魚が泳いでいることもある、との情報です。
次回はゆっくり時間をとって再訪してみたいです。そもそもこれまでまったく釣りなんてしたことありませんし、まったく釣れなくっても全然構わない。いちどじっくりここに座って時を過ごしてみたい気持ちになりました。(天海玉紀)
寿々木園(すずきえん) 公式サイトは見つけられません。
価格は1時間550円と表示されているサイトが多いですが、本日現地で見た表示は、600円/Hです。