怪獣の意味
12:00~17:00 向真希さん
15:00~20:00 桜田ケイさん

昨日は「パシフィック・リム」という怪獣映画を見に行ってきました。ハリウッドのCGを駆使した特撮技術を駆使して、監督の頭の中にあるものをこれでもか、これでもか!と力の限り、でっかくて恐ろしい怪獣が町を破壊し、それに立ち向かう人間がヒーロー!という世界を編み上げた超大作で、おもしろうございました。最後にキングコングの監督とゴジラの監督に謝辞がありましたので、文明が進めば進むほど、その陰としての意味不明な存在が大きく力を持ち、襲い掛かってくるという不気味さと爽快感で満ちていました。巨大な怪獣に破壊されたがれきの街、高い壁を築いても一瞬で破壊されてしまう切なさ、怪獣は大自然であり、そして動物である限り自然とつながって生きているゆえに文明が暴走していくことに、いちまつのうしろめたさを感じたりするのかもしれません。いつもサインのオポジションの説明のときに、乙女と魚で、この文明と怪獣の綱引きについて考えてしまう。怪獣に破壊されたがれきの山の中で、立ち上がる人間も含めて。海王星魚座の時期ですし、「進撃の巨人」とか、「パシフィック・リム」とか、心の陰が襲い掛かるホラーものではなく、自然の陰が襲い掛かってくる巨大生物ものが襲い掛かってくる作品がクローズアップされますね。(店長・まつい)