木星蟹座入り
12:00~17:00 向真希さん
15:00~20:00 桜田ケイさん
はいっ!蟹座は胃袋の象徴です。まあ、胃袋というか胸ですね。(おっぱいも蟹座の取り扱い部位です。血液を子どもに分け与える母乳というかたちに変換する栄養製造器官、蟹の育成性質はここからきています) 蟹の胃袋はけっこう悪食でなんでも飲み込みます。胃拡張ぎみに大食い大飲みなのは、月射手座の人たちたちですが(太陽射手座は精神拡大に走るけれど、月射手は暴飲暴食に走ります。ま、例外もあるけれどおおまかな傾向として)牡牛はくいしんぼうだけど、分量ではなく、質を重視しますよ。自分の好みという質。で、蟹の悪食、活動宮なので、なんでもとりあえず口に入れるという性質は、消化不良をおこしがちです。排他的性質とかヒステリーでカッとなりやすいとかの性質も、その見極めずに取り込むという習性からもきているような気がします。排他的性質は蟹の甲羅からのイメージですが、内側、つまり感情や感覚に関しては手当たりしだい「共感」のためにとりこもうとガツガツ進むんですよね。最初親切で向こうからやってくるけれど、ずれが出るとペシッと遮断してしまいます。それが蟹。こう書くと、なんじゃい!ちょっと落ち着けよという気持ちになりますが、正直、現実の世界では、蟹の特徴というのはあぶなっかしいわよ、傷つけるし、自分も傷つくことが多い。ところがとても都合が良いことに、忘れっぽいのも特徴です。水の活動宮。つまり、よいこともわるいこともどんどん流してしまいます。記憶力が良いと教科書には書いてあるのですが、悪いことは忘れてしまい、良いことしか覚えていられない記憶力なのです。そうでないと記憶の倉庫がすぐにいっぱいになってしまうというか、飲み込んだいろいろな出来事を消化吸収する時点で、良い記憶は栄養として自分に留めるけれど、あとはウンコなんですよね。自分に都合の良いことしか覚えていないのは、周囲にとっては““悪”かもしれませんが、本人の健康には良いでしょう。蟹も木星入りで、この蟹的世界観を理解して、できるだけストレスのない1年を送ってほしいと思います。木星は、これまで並べ立てた性質を「そこがいいのよ!」と称賛するので、正直、蟹性質の強い事柄や人間は図にのりますよ。去年、天秤に土星が滞在していたときは、山羊冥王星、牡羊天王星、天秤土星で、なかなか不穏なプレッシャーを抱えていたと思うのですが、土星が蠍に移動して、木星も蟹に移動して、いよいよその不穏なプレッシャーを行動に移す機運ということで、蟹座にライツあるみなさんは、挙動不審な1年を楽しみましょう。木星に乾杯!(店長・まつい)
・追記
読み返したら、蟹のいいところあんまり書いていなかったね。蟹の良いところは基本ずうずうしいところです。特に誰からも嫌われたくないので適度な距離を置き、自分の立ち位置が結局よくわかんないで浮いてしまってます、という天秤的病におかされている人は、蟹の「とりあえず、あんたの感情はどこよ?」「嫌われるかも?それは関わってみないとわからないよ」「嫌われたら?人間はいっぱいいるんだし、次に行こう、次!」「あの人に嫌われるのだけはいや?えーだって自分のこと嫌うような人なんて、あなたの幸福には全然関係ない人だよ?」という感じで、どんどん先に進めていって、ほんとうに自分が幸せになるための選択を理屈じゃなくて、感じるという本能でしていきますからね。すげー役立ちますよ、蟹木星。