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先週、約1年ぶりに年上の友人とランチに行った。
年に、1度か2度、会ってお互いの近況をお喋りする。私は友達って自然に気がついたら、仲よくなり、いつの間にか大切な存在になっているようなイメージでずっといた。
まあ、人付き合い上手くないと思って生きてきたので、なかなか自分から人に懐けないところがありました。
彼女はそんな私が大人になって、初めて、この人と友達になりたいと言うより、それ以前、とにかく一度ちゃんと話してみたい!と思って声をかけて、友達になってもらった人です。
彼女を初めて見たのは、次女の幼稚園の入園式でした。20代~30代を中心とする母親たちの中で、50代半ばの彼女は人目を惹いていたけれど、それだけでは無い、凛としたオーラを感じて、思わず、私は彼女をしばらく目で追っていた。その時は、だれか園児の祖母にあたる人なのかなと思っていた。
入園式の後で、保護者会で初めて、娘と同じクラスのお子さんの里親さんだと知りました。その時、初めて里親制度と言うものも知った。
里親制度(里親とは、病気や家庭の事情など何らかの理由で親が子供を育てられない場合に、一時的または継続的に、子供を預かり、育てる人のことですー埼玉県・里親制度を知っていますか?より抜粋)
同じ幼稚園の母親として、顔見知りにはなったけれど、闊達な彼女の周りには、人がとりまいている感じで、親しくなるチャンスはなかった。
その年の夏、地域のお祭りで、踊っている彼女を偶然見た。若い人に混じって、負けてない動きで踊る事を楽しんでいて、いまを生きている躍動感満載だった。その姿がたまらなくカッコ良くて、帰宅してすぐ残暑見舞いの葉書を書いて、お子さん連れて遊びにきませんか?と誘ったのが始まりだった。
あれから、18年たち、幼稚園児だった娘と彼女が初めて預かったお嬢さんはもう22歳で、社会で新人として、頑張っている。
里親である彼女の元には、この18年間で私の娘と同じ年のお嬢さんの他にも、何人もの子供たちが、縁あって暮らしてきた。長く預かる場合もあれば、数日、数週間の縁もあるらしい。
私の知る限り、この18年間で彼女は3人の女の子の思春期と向きあっている。短いお嬢さんさんで13歳から18歳まで、一番長いお嬢さんさんは4歳から18歳まで、そして今中学生のお嬢さんが同居して5年目くらいかな。ふたりずつだふる時期もあった。
彼女は元体育教師で、職員室にどうしても馴染めなくて3年で辞めたと笑う、中心星・調舒星の人です。
自分の子供達を3人育て上げた後に、ちょうど今の私くらいの年齢で初めて4歳の女の子を預かりスタートした、里親生活。誰にでも出来る事では無いし、そのエネルギーと情熱は測り知れないけれど、確実に彼女も年は取ってきている。
彼女は命は有限だから、今日死んでも悔いないように毎日精一杯出来る事をしているだけと、笑い飛ばす。18年前も、いつまで生きられるか分からないから、子供には今、自分が伝えられるものは伝えたい、出し惜しみしたくないって言いながら、生きて育てて来た。
それでも、今まだ毎日、70才を過ぎて10代の女の子の思春期と向い合っている。もういま預かっているお嬢さんで里親も卒業をすると決意してるらしいけれど。
変らず、趣味の踊りも続け、数年前から、和太鼓も習い始め、手先も器用なので和裁もやり、マラソンにハマってホノルルマラソンに数回出たりもしている。いつも、会う度に、びっくりする話満載だし、そのパワーをおすそわけしてもらっている。
私なんて、何とか娘を2人育てたけれど、もう1回、子供の思春期に付き合うなんて無理だし、そもそも体力ないな。今の私が4歳児育てられるか?ここから18年間子育てして行けるか?と想像しただけで、彼女の選んだ自分のやりたい事の難易度が伝わる。
彼女と出会った30代半ばの私には、まだまだ見えてないものがいっぱいあった。それでも、先週彼女は言ってた「いきものを育てるのはたやすくない」と。生きているものは難しい。もう今は5年で、一昔らしく、5年前の中学生情報では、現役中学生には太刀打ちできないと。私は現役中学生情報を聞かされ驚くばかりだった。
彼女は癸亥(みずのとい)の人。ユニークな存在感。
寅月生まれの春の雨の人。農作物に必要な恵みの雨のように、日々を懸命に生きているけれど、大人たちの事情で居場所に迷う目の前子供たちに、優しく時に厳しく恵みの雨を降らせ続けてきた。今はまだ、たやすく思春期の子供たちの心には染み渡らなくても、慈雨だから、必ず彼女の降らせた雨は乾いた、飢えた心に染み入る日は来ると思う。
実はもう染み入っていても、新しい芽が出るまでには時間がかかる。生きているものは難しいから。
彼女は占いを知らないし、私も伝えてもいないけれど、天将星という大きなエレルギーを持った人、そのエネルギーの大きさと、上手く使いこなす修練の姿にずっと魅せられてきた。天将星の人の大きさや素晴らしさをまだ算命学を学ぶ前から、私は彼女に教えてもらっていた。
自分の星にまっとうに生きている人に解説は不要だけれど、解説されて謎が解けたり、解放される人もいるばずなので、占いの妙もこの世界にはあります。
紅谷柘榴