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GWも終わり、風薫る新緑の季節のはずなのに、ここ数日肌寒い日が続き、GW中にやっと片付けた炬燵が恋しいです。
我が家は、GW後半は大阪で一人暮らし中の長女も帰省していました。お疲れ気味の新入社員の次女を労い彼女の趣味のかき氷を食べに家族で付き合いました。
どんな趣味でも、自分を癒し、元気の素になるなら手放すなと思います。日常につなぎとめるささやかな喜びは本当に大切ですよね。
まだ社会人として、ひょっこの彼女たちも、GW明けたら、会社行くの嫌だなといいつつ、それぞれの場所で自分の居場所を得るべく、日々の闘いの中に戻っていきました。
私は日干が庚のせいか、すぐ日常の社会人生活を闘いと捉えてしまいがち。だいたい自分は会社に遊びに行ってないし、仲良しクラブでもないしさと思っている。
楽しいのか会社?楽しいわけがないと。「会社」とか「組織」という概念に馴染めない自分をあらかじめ知っているので、期待値低くして、通い始めたのに、それでも辛くて、初めて占い行ってみようかと思ったそもそもは、「私って、もしかして上司運無いのか?」って思う程、次から次と全うな上司に出会わなかったからなのですが、自分が子丑天中殺と知り、納得。子丑天中殺、目上運ありません。
私はだいたいにおいて学校に馴染めず、でもいい年と悪い年はやはりあった。
それはもう5月の頃には,その1年の空気は決まっていた気がする。これは努力云々の範疇ではないと思っている。そのクラスを構成する空気というのかな。担任との相性とかも含めて。
宿命中殺者だから全ての人がはじかれやすいとか、いじめられやすいとは思わない。それはそれぞれの育った環境に影響されたり、その人の何が強みで、何が弱みなのかと言うことにも関わるし。
でも自分が大人に成り、子供も何とか育ててみて、思うのは、よかれと思って子供の欠点を矯正するよりは、まずは自分の子供の良さを愛でようよと言うこと。
この世は、そんなに甘くないから、甘やかされた子供が世の中の厳しさを知り、鍛えられるチャンスと言うか、現実はいくらでもあると思う。でも自己肯定感を上手く育まれなった子供が大人になり、自分でそこを高めて行くことの方がハードル高い気がします。
子供はだいたいにおいて自分の親を無条件に求めて、親が大好きで、生存権親に託している。そんな子供が自分の家に居場所が無いのは辛い。安心して帰る場所があるから、どこかに向かって行けるはず。
子供にもプライドはある。自分が家庭の外で、上手く学校に適応出来ない事は簡単に認められる事では無いですよ。学校行きたくないのに、行きたくないと声にするまでけっこうハードル高いです。私は、何度か学校捨ててやる!と思ってました。
ある年、絶望的にダメだわという時に、母にいじめられていると伝えた事があるんです。その時、私の母はもっと本気で勉強して、勉強で見返していじめられない人間になれと、既に充分、自分としては頑張ってSOS出してる娘に言いました。
私は本気で絶望したけど、これ幸いなことに自我が強かったので、そこで討ち死にしてません。あの時子供だったので、そう言った母には、何も言い返さず、ただ号泣しました。
落ち着いた、安全な自分のスペースが無い場所で、何が勉強か!と思ったし、勉強して見返して何になるの?とも思っていた。大きく価値観が親子で異なっていたんですね。
私はほぼ強い自我と強い目的意識が目立つような命式ですが、母は午未天中殺で目上運、引き立てられ運に恵まれ、いい子だったし、いい子であるために頑張り、認められる事が大切という、私が苦しめられた車騎・牽牛的要素が強い構成の命式の持ち主です。それに対して私には車騎・牽牛的要素は皆無です。
もう、生きる姿勢とか立ち位置が大きく異なる。何が大事かも。そんな親子のもやもやも算命学を知ってやっと晴れました。もっと、早く知っていれば、もっと楽に成れたのになと思います。私は客観的な視点を占いを学ぶ事で得られました。
こう、書いてますが、私はそれでも親から愛されていたとは思っています。ただ、愛していればいいのか?とは常にに思っていました。どう愛するのか、どう愛情を示すのか、どう伝えていくのかは難しい問題ですよね。親子に限らず。
私と母は現在は、普通に会話し交流出来る、大人な母と娘になりましたが、一度、心の中で母を捨ててます。そして捨てて楽になり、捨ててもそれでも母と娘というこの不思議。
親子関係、苦しい人は一度、捨ててみるのお奨め。
私の母は、自分が出来の悪い娘を生みだしたのだから、自分で私を飼い殺しにしようと思っていたふしがあり、本気で逃げ出せて良かったよと思います。私は自分の娘達を飼い殺しする甲斐性は無いです。
家庭が辛ければ、家庭以外の場所に、会社が辛いなら会社以外の場所に、どこでもいいので、心と体の安全が保てる居場所を見つける事が何より大切だと思っている。頑張るのはそれからでいいと思います。不安定な足場で闘っても危険なだけです。
私が現実的な居場所を得られるまで、私を守ってくれたのは、フィクションでした。現実だけでは生きられないから、虚構が必要でした。外に居場所が無いなら心にオアシスも必須ですね。
5月病と闘わず、逃げるが勝ちもあるはずなので、そのためのひとつの方法として、占いを活用するという選択肢もありますよと思っています。
紅谷柘榴