12:30~17:30 山吹海帆

15:00~20:00 如月沙世

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山吹はまったり座っておりますのでお気軽にお越しください。
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さて何を書こうかしらと思案してます。占星術のお話は他の先生方が興味深いお話を載せてくださってますし、魔女のお話にしてもルーナサーのお祭りまではまだ日がありますし。桜田先生ほどに薀蓄を語れるものは…魔術かなあ、やはり(笑)。あ、あとお笑い。

もともと、オカルト好きか昂じて魔女、魔術の方向に興味が行き、占い師にたどり着いたので「そもそも占いとは何か?」的なことをたまに考えます。今のところの個人的な考え方は学術用語の「遊び」かなと。真剣に向き合うものなので、違和感を感じるかもしれませんが、人間の行動やそれに伴う心理的効果を研究する分野の定義によると

遊び=実際の利益のある無しにかかわらず、心を満足させることを目的として行うもの。

だそうです。恋人が欲しい、仕事の行く末が気になる、人間関係を円滑にしたい等など。占いにいらっしゃる方の願いはいろいろですが、最終的には「心を安らかにしたい」という要素が大きいのではないかなと感じてます。

その「遊び」についてカイヨワ、というフランスの思想家は4つに分類しています。「アゴン(競争)」「アレア(偶然)」「ミミクリー(模倣)」「イリンクス(眩暈)」この4つの要素の絡み合いで遊びは成り立ってると。占いとは「アレア(偶然)」の部分が突出した極めて個性的な「遊び」なのだと思います。偶然と訳していますが、本によっては「運」という訳語もあります。他の遊び(スポーツ、何かを作る等)は複数の要素が絡み合ってることが多いんですが、占いは偶然や運の部分の占める割り合いがとても大きいです。運や偶然に左右されるような事柄について、見通しを見せてあげる。後は、若干の競争でしょうか。仕事が上手くいきますが、私は彼女になれますか?等。ただ、それも運、偶然の要素を密接にかかわりあってるんだと思います。

もちろん、占いの結果は依頼者の希望通りに結果が出るような、ご都合主義のものじゃないので、結果を出すだけじゃ「安らか」にはならないんですが。そういう時にどうやって続きを話して、本当に安らかな気持ちになってもらうのか。そこが、占いの腕の見せ所のひとつじゃないかって思います。それは、嘘をついて安心させるのも違うし、まして強い言葉を使って無理に依頼者の方の不安をあおってしまう事でもありません。簡単ではありませんが、それがプロじゃないかなあと。

単純に結果を出すだけだったらパソコンでもある程度は出来てしまう世の中ですが、そういう意味で、人としての占い師は必要なんだと思っています。

(山吹海帆)