向真希 お休みです!!!
桜田ケイ 14時~20時 のんびり座ってます。当日枠は17時半~19時です!
当日枠に関してはお電話→03-3387-4355←いただけると確実です!
桜田ケイ:12月20日麻布十番燦伍にてフード&鑑定イベント!
*************************
保湿ティッシュは、おやつに入るのでしょうか。花粉症の方や鼻風邪をひいた時などに優しく鼻を守ってくれる保湿ティッシュ。近年では様々なメーカーから発売されていて、値段も安いものから高級なものまで様々。
そんな保湿ティッシュにお世話になったことがある人は少なくないでしょう。そしてそんな人達ならば保湿ティッシュが甘いと言う事実は周知のもののはずです。
つらい鼻風邪。熱が下がらずぼぉっとした頭で詰まり気味の鼻に保湿ティッシュをそっと当て、鼻をかむ。
ふとティッシュの先が口元に触れると、ほんのりとした甘味が口の中に広がることでしょう。
それはまるで幼い日々に風邪をひいて学校を休み寝ている時に、母がすりおろしてくれたりんごの如き優しい甘さなのです。
確かに保湿ティッシュによって甘さの質は違い、花のようなふんわりと柔らかい甘さのもの、少しクセのある角を感じるような甘さのもの、ただ機械的で優しさを感じられない甘さのもの、ひそやかで静かに広がる甘さのもの。巷に星の数ほどある保湿ティッシュの中で自分が味わったことがあるのはわずかに数種類なのですが、その中にも甘さの多様性を感じることができました。
もちろん保湿ティッシュはティッシュペーパーとしての役割が第一義なので、咀嚼して嚥下することはありません。ワインのテイスティングのように、ほんの少しだけ口元にそっと添わせてその甘味を楽しむのみです。
鼻水が止まらないような辛い時に、保湿ティッシュは鼻の皮膚を守ってくれると共に、優しい甘さを届けてくれる天使のような存在です。
その甘さは、日々の中で楽しむおやつ的なものではなく、弱った人々を静かに見守る癒しの意味合いが強いのでしょう。
保湿ティッシュは、おやつには入りません。保湿ティッシュは鼻を守り、弱った人の心を温めてくれる優しい甘味なのです。