向真希 13時~17時 ご予約枠満席です!ありがとうございます!当日枠は15時半~17時です!
桜田ケイ 15時~20時 わりとのんびり座っております。当日枠は15時~20時です!
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クロワッサンブームは落ち着いたのだろうか。
一時期、クロワッサンドーナツを始めとする様々なクロワッサン商品が巷を賑わせた。
クロワッサンドーナツ、クロワッサンたい焼き、クロワッサンベーグルなど、既存のクロワッサンという枠を大きく越えたそれらの商品は、クロワッサン系という1ジャンルを新たに生み出したといっても過言ではない。
そもそもクロワッサンの歴史を紐解くと、17世紀のヨーロッパでトルコ軍を打ち破った記念にトルコ国旗の三日月を模して作られたパンらしく、デニッシュ生地を使った三日月形のパンこそが真のクロワッサンなのである。
とはいえ、現在のフランスではひし形のクロワッサンが一般的であり、チョコレートを包んだパン・オ・ショコラというものも古くからあるため、必ずしも三日月にこだわる必要はないのかもしれない。
チーズやソーセージの入ったクロワッサンも存在しているので、クロワッサンの柔軟性については疑う余地がなく、内に秘めた可能性は無限大であった。
だからこそ、鯛の形に焼かれ餡子を詰められたとしても、クロワッサンはクロワッサンとしてのアイデンティティを失うことはない。
何層にも折り畳まれた生地は、どんな食材に対しても変わらぬサクサク感を保ち、どんな形に加工されてもクロワッサンとしての自覚を確かに持ち続ける。
これからどれぐらいクロワッサンの名を冠した商品を目にすることになるのかは分からない。しかし、ブームが終わろうと続こうと、いつどこで出会ったとしてもクロワッサンは一本芯の通った気高き存在でありつづけるであろう。