向真希 １２時半～１７時 ご予約枠満席です！当日枠は１６時～１８時です。
６月１１日１０時半～１２時半ホロスコープ読み基本練習講座：満席です！ありがとうございます。
桜田ケイ １５時～２０時 不連続タロット講座。１７時～１８時～は空いております。
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暑い日が数日続きました。しばらく気温の上下はあるでしょうが、本格的な夏の訪れの前に立ちはだかるのは「梅雨」という湿度の高い日々。
湿度が高く気温も微妙に高めということで、食べ物の腐敗が他の季節以上に進みやすく、うっかり朝食で出しっぱなしにした菓子パンが夜にはカビてしまうなんて悲劇も容易に起こり得ます。ふたを閉め忘れた砂糖壺がカチカチになる可能性も高まるので要注意です。
また、ふわふわやさくさくを売りにしている菓子達にとっても苦難の時期です。湿度を吸ってしまうと本来のパフォーマンスを発揮できずに、口にした時の感動が数割減じてしまうのです。
そんな中、特に梅雨時期をニガテとしているのはここ数年その立場を不動のものにしたとも言えるフランス菓子のマカロンです。
マカロン、美味しいですよね。いろいろなクリームやチョコレート、ありとあらゆる素材との組み合わせ。その色や形ですら愛おしいマカロン。ですが美味しさのカギとなるマカロン部分は食感が命。湿気の強い梅雨時の日本においては苦戦を強いられています。
しかしマカロンが日本に登場してからの年月で、その辺りはずいぶん改良されていて克服されている様子。とはいえ、家庭で作る時は生地の乾燥がうまくいかなかったなどのお話は未だに耳にします。
ではどんなお菓子が梅雨に似合うのか。その答えは和菓子にありました。四季折々の景色に合わせて考えられる和菓子。特に梅雨の時期には紫陽花をモチーフにしたものが数多く作られています。
求肥や寒天、水羊羹などを用い、梅雨時期に咲き乱れる紫陽花の美しさを表現したその和菓子達は、梅雨時の素晴らしい側面を切り取っていて日本の心を凝縮した姿と呼ぶに相応しい佇まいを見せています。
春が巡り、梅雨を通り抜け、夏を迎える。暑い日も寒い日も、晴れた日も曇った日も雨の日も、それぞれの美しさや楽しさ、美味しさが隠れています。
ものごとのいい面を見る心の余裕があれば、日々は思ったよりも幸せに過ぎていくのではないでしょうか。
