向真希 12時半~17時 ご予約枠満席です!
5月14日:10~12時 ホロスコープ読み基本練習講座
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桜田ケイ 15時~20時 後ろの方が空いてます。
5月3日:タロットでポーカー
5月5日:男占い師祭り
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5月5日は子供の日。端午の節句が近づいてきました。五節句の真ん中にあたる子供の日は菖蒲の節句とも呼ばれ、日本全国津々浦々子供の成長を祈願する様々な行事が執り行われる日です。
風にはためく鯉のぼり。家には武者人形を飾り、お風呂には菖蒲を入れます。そして食べるのは、主に西ではちまき・東では柏餅。どちらも美味しいですね。
ですが、ちまきや柏餅の話がしたいのではないのです。子供の日と言えば、べこもちです。べこもち。正確に発音するのであれば、べごもち、です。
黒と白でちょっと褐色だったりして、歯ごたえはくにっとしていて、甘くて美味しくて、少し古くなって固くなったらオーブンで炙るとまた美味しい、葉っぱのような形をしたものをよく食べていたけれど他にもいろいろな形がある、子供の日のスペシャルなお菓子、それが、べこもちです。
調べてみたところ、北海道から東北の一部で食べられているものらしく、道理でこちらに出てきてからは見かけることがなかったわけです。
懐かしく思い出深い味、べこもち。昨年久しぶりに食べたのですが、素朴で優しいその味わいは、今食べてみても改めて美味しいと思えるものでした。
誰もが、ちまきでも柏餅でもべこもちでもその人の地域にあった菓子を食べることで、端午の節句に関するいろいろな思い出が浮かんでくるのではないでしょうか。
季節菓子には特別な力があります。それは味以上に記憶との密接な結び付きです。北海道ではやっと桜の蕾が膨らみ始めるこの季節。べこもちで思いだすのは5月最初のまだ少し冷たい風の感触と春の訪れを感じさせる空気の香り。
あなたにとっての節句菓子は何でしょうか。そしてあなたが思い出すのはどんな記憶でしょうか。そうした記憶を積み重ねて、今のあなたという存在が形作られているのです。
ちまき、柏餅、べこもち。どれも美味しい端午の節句菓子。そのどれかは、あなたにとって特別な一品なのではないでしょうか。
(桜田ケイ)