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先週演出家蜷川幸雄さんがお亡くなりになりました。
それは個人的にもかなりショックな出来事でして

人生のターニングポイントに一度だけお会いしたことがありました
金星期、とある劇団の研究生でした。(余談ですが研究生の少し先輩には知らない人がいないであろう渡辺謙さんがいらっしゃり稽古後のお酒の席で芝居についての話をしたり。今でも彼の活躍はいつも刺激になっています)
研究生後、その劇団に残ることは出来なかったのですが、いくつかの劇団で何度か小さな舞台に立つ生活を送り、それなりに充実していていました。
しかし月日が経つにつれ、今のままでよいのだろうか?と考えるようになり、この気持ちのまま続けていくのか、辞めるのか。揺れ動く日々。そして考えたのが最後の挑戦として蜷川スタジオのオーディションを受けよう。もしも受かったら続けようと。
当時蜷川さんのお芝居も幾度となく観劇し、スタジオの活動にも魅力を感じていたのですが、正直その時の自分は蜷川さんの演出受けたい。蜷川さんのお芝居に出たいという情熱よりも、お芝居を辞めるかやめないか。という決断の為にオーディションを受けました。蜷川さんを目の前にしての演技は緊張したのですが、そんな気持ちの人が受かるわけもない。(実力も魅力もなかったのだとは思います)
それはちょうど金星期から太陽期に変わる時期

金星期最後に蜷川さんにお会いでき、ほんの数分芝居を見ていただき、勝手に区切りをつけてもらったと思い込んでいたわけですが、その時は演者としての生活を辞めることに後悔はありませんでした。それはきっと金星期を金星期らしく過ごしたからではないかと。
そして太陽期に変わるのですが、それはそれは迷い悩みの時期となりました。これはまた別の機会に…。

その後、蜷川さんがさいたまでシニア劇団を設立された事を知り、自分もシニアになった時には今度こそ絶対に参加しよう。蜷川さんの演出を受けるために! そう考えていたのですが、それはもうかなわぬ夢となってしまいました。

心よりご冥福をお祈りいたします。(如月沙世)