小アルカナ!ソードの5とソードの7の違いはなあに?
タロット小アルカナ ソード5 ソード7本日は14:00~20:00 サツキメイさんのタロット講座小アルカナ編の講座があります
。昨日たまたま、ソードの5とソードの7についての違いをお客様に質問されました。ライダース版だと絵柄がちょっと似ているので混乱するのよね。わたしも最初は混乱したよ。今、手元にライダース版がないので、絵柄が一番似ているグミベアタロットの画像をどうぞ。5も7も、剣を抱えています。剣(ソード)は、判断とか切り分けるとか、思想とか考え方とか精神性とか情報とか、四元素でいうところの「風」の意味ですね。ソードの5は、自己の楽しみのまま外に押し出す。わたしはこう思う、こう判断したを、バン!と表に出す。そうするとそう思っていなかった人、そういう判断を考えなかった人が、びっくりしたり傷付いたりすることもあるわけです。「あのタレントは女遊びが激しいし、お金にも汚いらしいので、わたしは大嫌い!」などの判断の発言をすると、そのタレントのファンである人が傷つくとかね。いわゆるタレントさんのブログの炎上とかをニュースで観たりすると、思い出すカードです。ソードの7は、個人の考えや判断を持つことで、共同体から抜け出ていくことを現わしています。ずるそうな感じの絵柄。ぬけがけするとか、裏切るとか、マイナスイメージのあるカードかと思います。けれど独自の考え方や判断を持っているために、これまでの共同体にはいられなくなるというプラスの意味もあります。ソードの5とソードの7、一番大きな違いは、5はみんなの中で我を出してみて、それには周囲に対して影響力を持つ、7は周囲から離れる(こっそりと)。そういう違いがあると思います。
タロット小アルカナ ソード5 ソード7 コイン5 コイン7もう一枚の画像は、そのあたりがあやふやなソードの5と7です(クリックで拡大します)。解説のためにコインの5と7も並べて撮影しました。ネットで見かけて大アルカナの絵柄がマルセイユ系なのに小アルカナに絵柄が入っていたので、おもしろいかもと購入してみたのですが、ほんとに独自でおもしろかったので紹介。このソードの5の人物って、ライダース版のコインの5の人物ですよね。貧乏カード。「自分の考えや判断を周囲の状況におかまいなしで放出したことで孤独で貧乏になる」という解釈なのかな?このセットのコインの5は、貧しいが愛し合う若いカップルが描かれています。お金は出しつくすと貧乏になるけれど、かわりに見過ごしてきた愛情に気がつくはずというのは、なんか昭和の香りがするね。このカードの作者の風の要素と土の要素に関する極端な考え方が伝わります。(ちなみにカップの5とワンドの5は普通です)ソードの7は、3人集まって悪だくみっぽいですよね。うちの息子たちが集まってわたしの悪口をいっているように見えます。共通の敵がいると、意見がまとまり、発言が強くなります。ライダー版の颯爽さがないです。共同から抜きんでる!という意味がみえにくいですね。裏にあるはずのコインの7、自信満々の清らかな少女と、困惑顔の商人の対比がおもしろいです。ライダース版だと自分の手がけた作物に不満足な様子が描かれていて、内面で育てた現物を7という他者の眼に触れる表舞台に出す段になって、自信をなくすとか不満を感じるという意味なのですが、この絵の場合は、金貸し業を始めたものの、お金をくれるのはここですか?と勘違いさんがやってきて、ダメだこりゃ~の図でしょうか。内側で考えていたものを実際にやってみると思惑が外れるという意味は同じです。7では、5ほど風と土の意味が影響しあっていません。いろいろ見ていくと、やはり最初はライダース版で覚えるというのが、一番わかりやすいかもですね。小アルカナは苦手という方も多いのですが、実際に覚えてしますと、細かいことが具体的に読めるので、霊感とかないわたしは相当便利です。小アルカナの場合、言葉が出てこなくなるということがない。小アルカナ慣れると、タロット持っていなくても、トランプでも占えるようになるしね。旅行先とかでさ、ちょいちょいと隠し芸的に。まあ、そういうわけで、今日のサツキさんの小アルカナ講座は満席なのですが、明日からスタートする芳華美々子さんの小アルカナ講座は、直前にキャンセルが出たので、まだ1席分空きがありますとのことです。コチラ→ をどうぞ。(店長・まつい)