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パラダイス。それは、天国や楽園を意味する言葉である。
悩みや苦しみのない世界を示す。という説もある。
行ってみたいなパラダイス。
誰しもそう思っていることであろう。
とはいえ、そう易々と行けるところではなさそうだ。
そんなパラダイス。北海道に、あるのです。
観光客や地元の人達で賑わう札幌の老舗アーケード商店街。
狸小路1丁目に、パラダイスは、あるのです。
生クリームパラダイス。
求めるパラダイスは、生クリームのパラダイス。
生クリームそのものが楽園的であるのは周知のとおり。
その生クリームとソフトクリームが層を成すパラダイス。
それが、生クリームパラダイス。
最初は新篠津でオープンしたお店らしいパラダイス。
その2号店として、狸小路1丁目に存在するパラダイス。
生クリームパラダイス。まさに、パラダイスなパラダイス。
パラダイスであるパラダイスは生クリームにとどまらない。
いちごパラダイス、チョコパラダイスなど、パラダイスに事欠かない。
それでも一押しは、生クリームパラダイスである。
生クリームもソフトクリームも、本当に美味しい。
乳製品はやはり北海道産のものに軍配が上がるのは致し方ない。
パラダイスなのだから、パラダイスであることはパラダイスだ。
多様なパラダイスの中で光り輝く生クリームパラダイス。
純白で尊いその姿の前にひれ伏しそうになる。
一口目から、パラダイスである。
というより、受け取った瞬間から、パラダイスだ。
生クリームに歓喜し、ソフトクリームに高揚する。
心も体も、白で塗りつぶされん勢いで、パラダイスに染まる。
食べ終わる瞬間までパラダイス。
その後の数日間、パラダイスの余波は続く。
パラダイスとしての、生クリームパラダイス。
それは誰しもが喜び、心の奥底で求めたパラダイスの一形態。
店の名は、ハルハル。場所は、札幌狸小路。
気軽にパラダイス体験ができるパラダイス。
生クリームに酔い痴れる、パラダイス。

(桜田ケイ)