ウラナイトナカイの最寄り駅は、南阿佐ヶ谷なのですが、住所は成田東です。で、この“成田東”って、やたら広いです。私が幼稚園児なら成田東の端から端まで歩くのは海外旅行のレベル。小学生なら途中で座り込んで泣くレベル。とにかく広いので、おっ、同じ成田東じゃんかと、軽い気持ちで歩きだすと、たいへんなことになる…のですが、このお店のスコーンはたいへんでも泣かずに歩き通す価値があります。

ちょうどいただきもののオーナメントがあったので、一緒にパチリ。プレゼント用の包みです。

ちょうどいただきもののオーナメントがあったので、一緒にパチリ。プレゼント用の包みです。

山吹海帆さんが、実はジモティなので、中野から南阿佐ヶ谷に移転したとき近くなった!と万歳してしました(天海さんもね)。そんなジモティの山吹さんが、成田東の端のほうから「これをぜひどうぞ」と差し出してくれたのが、このスコーンです。お店のスタンプが押してあるシンプルな紙袋にかわいいリボンで封がしてありました。プレゼント用というと、こういう感じでラッピングしてもらえます。見た目、素朴なスコーンですが、私はこんなに美味しいスコーンを生まれて初めて食べました。もっとぽそぽしていて味気ないイメージだったのですが、食べてびっくり!外側がサックサクで内側がほろほろしっとりの質感も良いし、粉、バターの味が雑味なしで、ああほんとうに美味しいとじんわりと押し寄せてきます。とにかく良い材料を使って真摯に丁寧につくるとこうなるんだな、という感じです。

東京の中でも杉並区成田東は辺鄙です。電車の駅が、丸ノ内線の新高円寺と南阿佐ヶ谷というマイナーさ。その駅から10分以上歩かないと、この美味しいスコーンにたどりつかない。そして小さいお店です。地元の人がい

手前のはチーズのスコーン。さっくりわって、口に入る直前です。むふふー。

手前のはチーズのスコーン。さっくりわって、口に入る直前です。むふふー。

くら激しくリピートしたところで、このクォリティをこのお値段でお店は継続するのかと疑問になりました。良い材料というのは高いんだよ。これひとつ150円とか種類によって高いやつが、せいぜい200円ちょっとのお菓子です。山吹情報によると都内のカフェメニュー用に卸売りをしているそうです。それを聞いて安心しました。続くよね、このお店ずっとあるよね。せっせと買いに行かなくては。

この前行ったお風呂屋さんも成田東でしたが、そこよりは道が断然わかりやすいです。青梅街道の郵便局の裏の道を1本、まっすぐに延々に歩くと五日市街道に出るので、そこを渡ってコープがある角をちょっとだけ入るとすぐ左にあります。トナカイからは片道15分くらいかなあ。今度時間計って歩いてみますね。

Cafe Capra  杉並区成田東1-47-7