みなさんは、反抗期はいつだったか覚えてらっしゃいますか。

鑑定でお悩みや問題点を伺っていて、短い鑑定時間では出てこない問題のひとつに、親子問題があります。
反抗期をうまく乗り越えてなかったり、しっかり反抗しないまま大人になっていたりすると、うまく親離れができてなくて、その問題を別の問題に転化してたりするわけです。

ミケランジェロのピエタ

私も以前、もう10年以上前になりますが、ギャラを踏み倒されるということが続いて悩んだ時に、キネシオロジーで見ていただいたことがあります。
6歳の時に親に認めてもらえてなかったという記憶が残っている→ビジネスライクに仕事ができておらず、自己を認めてもらう(自分の感情を満たす)ためにやっているから搾取されている、みたいな流れでした。
これが顕在意識でしっかり意識できた以降は、ビジネスライクにギャラ交渉しやすくなりましたし、踏み倒しも無くなりました。
クライアントは親じゃない(笑)当たり前のことなんですけどね。

完全に忘れてたことなのに、ぶわーっと怒りが蘇ってきて面白かったですよ〜
そんな子供の頃のことをしつこく怒ってたんだ、と自分の執念深さに呆れたりとか。

反抗期とは、2〜3歳頃に現れる第一次反抗期と、小学生〜中学生頃に現れる第二次反抗期があります。
西洋占星術的には、第一次は年齢域が月から水星へ変わる時期ですね。
原始人が言葉を手に入れた!という時期。
自分の意思をちゃんと言葉や行動で表していかなくてはいけませんが、その葛藤の時期なのかなと思います。

第二次反抗期は、出生の土星に経過の土星が180度になるタイミングが一般的ではないしょうか。
中学2〜3年生の頃です。
周囲から与えられた価値観を初めて客観的に見つめ直し、自分だけの価値観を育もうとするタイミングです。
土星どうしなので、いったん否定から入る。そして改めて向き合って構築していく、そんな感じでしょうか。
親離れのタイミングです。

もちろん、土星に世代天体が影響を与えたりすると、周りから与えられた価値観はいったんぶっ壊されるので、荒れ方も激しかったりします。そこからうまく立て直しがはかれない方も。そういう人たちは犯罪に走ったりするわけです。

誰もが反抗期を上手く乗りこなして、精神的自立が図れるわけではありません。
心が折れちゃう人もいるでしょうし、周りに変なふうに甘やかす人がいれば台無しだし。
でも大丈夫!
土星はぐるぐる回ってるので、反抗期はいつでもできる、いつでも自立と親離れはできるわけです。

土星どうしがハードアスペクトを取るのは約7年半ごと。
中学生の次は大学などを出る頃。その次はサターンリターン、29歳頃ですね。
その次は大体、冥王星どうしのスクエアである30代半ばの中年の危機と重なり、そのあとは天王星どうしがオポジションをとる40代前半あたり。そして冥王星どうしがトラインになる50歳すぎくらいにまたきて、そして還暦前に2度目のサターンリターンです。

これらのタイミングは全部、反抗適齢期!
他の天体の影響もあって、土星に向かい合わざるを得ないタイミングになっています。
うまくできてるよなぁと思います。

でも、反抗期や親離れ自体はなるべく早い方がいいと思います。
なんといってもダメージ受けてもリカバリーが効く。
歳をとれば取るほど、適切なダメ出しをしてくれる人が減ってくる。
自分自身もチャレンジする気力・体力も減ってきます。
そして、経過の土星の力をもっと別の有意義なことに使えますしね。

反抗するということは自由が手に入る代わりに、責任が発生してくるということ。
イコール精神的な自立かなと思います。
射手土星のことを考えていて、ふとそんなふうに思いました。

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