西洋占星術初級講座にご参加のみなさま、ありがとうございました。
今回は3名でスタート。
太陽と月がそれぞれ、活動、柔軟、固定とばらばらで、チャートを見比べながらやると面白いかも、と思いました。
講座を通じて楽しさを知ってくださるといいなと思います。

以下は、5/19お店日記転載記事です。


今日は西洋占星術初級講座の1回めでした。
開講できないかなと思ってたので、やれてよかったです。

今日は天体の話をしたのですが、「自分で取り組めない天体は他者へ投影する」とはどういう意味ですかというご質問がありました。
それに対しての説明中に、別の方が「モデルになりたかったお母さんが、子供をモデルにするような感じ」と表現してくださいました。
そうそう、そんな感じです。

ここのところBSでのだめカンタービレの再放送を毎日やってまして、なんとなく毎日見ています。
今は、のだめと千秋がパリに音楽留学しているところ。
そこで、孫・RUIという同年代のピアニストに出会います。

RUIは超絶技巧のピアニストで子供の頃から大活躍、演奏会にも引っ張りだこなのですが、ある時、演奏を酷評され半ば逃避でパリへ留学にきます。
RUIにはステージママがいて、ママの監視も逃れて自由を得ますが、すぐに追いかけてきて演奏会に出そうとします。
昨日の回はちょうど親子喧嘩する回だったのですが、RUIはこう叫びます。

「ママが孫・RUIになりたいんでしょ。ママがピアニストになりたかったんでしょ!」

家を飛び出したRUIは、「とうとう言っちゃった」とつぶやきます。言わずに我慢してきた、ということなのでしょう。
ここからRUIは自分がどうしたいのかに向き合っていきますが、ママの心情は描かれていませんでした。
もしかしたらRUIのママは、やりたかったことをRUIに投影していたのかもしれません。

縁があって家族になるので、いい悪いは別として家族どうしのホロスコープを重ねるといろいろな共通項が見えてきます。
それはイコール、自分が取り組みにくい天体を投影しやすくなります。
赤ちゃんなんかは自分でできることがほとんどないので、大半の天体は家族に投影するしかないですよね。
年齢を重ねるごとに取り組める天体が増えていきます。
でも人はラクしたいもので(笑)、やりたくないことはスルーしてしまうものです。

ひとりでは生きていけないし、投影し合うことが西洋占星術での相性の醍醐味でもあります。
相乗効果でより気持ちが満足するとか、運気アップするとかもあります。
でも自分の天体を他の人にやってもらうのは永遠に自分の満足にはつながらないし、投影された方も自分以外の人生を背負うのは難しいのです。

今日は天体をひとつずつ説明していて、せっかく生まれてきたんだし(笑)、10天体全部をじっくり味わい尽くしてほしいなと思いました。
他の人に任せちゃうなんてもったいない。

自分の中にいる10人のキャラクターをぞんぶんに使って、あなただけの物語を作り出していって欲しいと思います。

今週木曜、西洋占星術読み練習会の参加者さん募集中です!

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